映画『ミニミニ大作戦』（2003）の中で出てくる台詞

 

「人は信用できる。怖いのは人の中に巣食う悪魔だ……」

 

正確には覚えていないのですが、このような台詞でした。

 

どちらかというと、性善説だと思っている私には腑に落ちるような台詞です。

 

 

 

 

「人は信用できる」

 

 

 

 

なるほど

 

その通りでしょう。

 

 

 

 

しかし

 

 

 

 

「怖いのは人の中に巣食う悪魔だ」

 

 

 

 

確かに、その通りだ。

 

憑依現象であるのには違いない。

 

 

 

 

ある時、ふっと狂気が舞い降り、

 

抑えがたい破壊欲、何かしらの恐ろしい衝動を覚える。

 

 

 

今の時代、今の日本だからこそ、命を奪うほどの戦いがそこらじゅうで起こっているわけではないけれども、

 

元来、人間は戦う存在である。

 

 

 

戦いの中に生きていた人間が死に、霊体になった時……

 

ずっと山深くに存在し、生きている人間など見た事が無かったのに、

 

ある時、生きている人間を発見し、肉体を得ることが出来た……

 

 

 

 

憑依現象。

 

 

 

 

そして、その狂気を、激しい衝動を、媒体である生きている人間に吹き込む。

 

 

 

風化してしまっているかもしれないが、秋葉原での事件。

 

本人にはおそらくほとんど記憶がないのではないだろうか。

 

もしくは、自分自身の行動を、他人の目から見ているような感覚であったのではないだろうか。

 

 

 

いずれにしても、

 

怖いのは人の中に巣食う悪魔である。

 

 

 

 

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