どのような方が肺移植の登録した方がよいのか教えてもらったので、お伝えしたいと思います。


【肺動脈性肺高血圧症患者の肺移植適応】
~2015 ISHLTガイドライン~

・非経口プロスタノイド(フローラン、エポアクト、トレプロスト)を含む併用療法を最低3ヶ月行ってもWHO Ⅲ~IV度から改善しない場合

・心係数<2L/min/㎡

・平均右心房圧>15mmHg

・6分間歩行<350m

・喀血、心嚢液貯留、右心不全兆候(腎機能障害、ビリルビン上昇、BNP上昇、難治性腹水)の悪化


【肺移植適応についてコンサルトするべきタイミング】
~2015 ISHLTガイドライン~

・治療を強化しているにもかかわらずWHO Ⅲ~IV度から改善がない場合

・病状が急速進行性の場合

・WHO機能分類によらず、持続静注・皮下注のPAH治療薬を使用している場合(実際には、持続静注・皮下注のPAH治療薬を使用しても平均肺動脈圧が35mmHg未満に下がらない場合)

・肺静脈閉塞症/肺毛細管腫症が疑われる場合

以上です。

平均で3.5年移植待機時間があるようで、タイミングよくその期間より短くなることもあればやはり長くなることもあります。プラス登録するための期間もかかります。その頃の自分の病状がどうなっているかなんてわかりませんよね…。

登録されたけれども間に合わずに残念ながら亡くなられた方もいらっしゃるとの事だったので、早めの登録を勧めていらっしゃいました。

私は主治医に肺移植の登録も考えた方がいいかもしれないと言われたことがあるのでこれから検討していきたいと思います。