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 実に1ヵ月以上ぶりの更新。

東京はものすごい台風一過。

大雨特別警報に警戒レベル4に

荒川や多摩川は

氾濫危険水位に到達だので

大変なことになってます。

非常に個人的な話なんですけど、

少し前まで僕は

そうした川に近いところに

住んでいたので

不謹慎な話ですが

「引っ越して正解だったな…」と、

心の底から思っています。

 

 そして、これは7月の大雨とか

9月の台風一過でも

思ったんですけど、本当に


東京は鉄道が

止まると弱いですね!


JRは今日の昼頃までに

在来線は全面ストップし、

東京メトロや都営の地下鉄や、

東急、京王、小田急といった

各私鉄も全面運休。

先程ニュースで見たのですが、


京王は多摩川にかかる橋が

いまにも

流されそうなくらいに

氾濫危険水位に

達していましたね。


本当に台風が過ぎ去っても

果たして復旧できるんだろうかと

心配になるレベルです。

 

 さて、上京前から

続けているこのブログ。


毎日のように

更新していた時期から、

受験勉強で更新ペースが落ち、

さらに祖父が末期がんになって

更新がまばらに。


上京を果たしたら果たしたで

思いのほか大学は忙しく、

気付けば1ヵ月以上も

更新をおろそかに…


しかし、これ、裏を返すと

僕も東京の生活に慣れたんだなぁ…

と思うようになりました。


考えてみたら

地元は物凄い車社会。


こんなに電車があるんだ、とか、

新宿駅はどうしてあんなに

ダンジョンなんだろうか、とか、

都営地下鉄の初乗り運賃は

どうしてあんなに高いんだ、とか、

いろいろと

思うことはあったけど、

なんだかんだ慣れて、

それが日常になっていく。



そういえば、あの例の

「愛に出来ることがまだあるかい?」

問いかける作品もそうでしたね(笑)

 

 日常、って言葉は

本当に読んで字の如く、

常に毎日

起こっているようなこと。


電車に乗ることなど

ほとんど無かった僕が、

今では東京の地下鉄網を

駆使してあちこちに行ったり、

大学の図書館の

大きな自動書庫を操作して

目当ての文献を探し

レポートを作ったり、

あんなに「憧れ」だった

Kiramuneの

リーディングライブに

行けるようになったり、


僕にとっての「非日常」も

いつしかそれに「慣れ」、

だんだんとそれが

「日常」になっていく。


うーん…、

果たしてこれで

いいんだろうか??? 

 


 

 

 そんな中、スピッツが

サブスク解禁を

したと言うことで、

僕は久しぶりに

この曲を聴きました。


「田舎の生活」という曲。

 



アニメ「ハチミツとクローバー」の

ラストシーンで流れた曲としても

有名なんですけど、

僕はその歌詞が気になったのです。

 

なめらかに澄んだ沢の水を

ためらうこともなく流し込み

懐かしく香る午後の風を

ぬれた首すじに受けて笑う

野うさぎの走り抜ける様も

笹百合光る花の姿も

夜空にまたたく星の群れも

あたり前に僕の目の中に

 

必ず届くと信じていた幻

言葉にまみれたネガの街は続く

さよならさよなら窓の外の君に

さよなら言わなきゃ

 

 上に書いたのが1コーラスの歌詞。


なんというか、

複雑な気分になったんです。


僕も

(田舎であるかどうかはさておき)、

地方で生まれた人間。


最初の部分では、


「田舎には幸せがありふれている」

という多幸感溢れる

イメージから一転して、


「言葉にまみれたネガの街」

生きていくしかない

「語り手」の心情。


そして「さよなら」のリフレイン。

 

 なんというか、

これは「都会」に慣れきった

人間が負うべき痛み

なのかもしれない…。


そう思わずには

いられなかったんです。


ありふれた幸せは

手の届く所にあったのに、

それを手放し、

あるいは手放さざるを得ずに、

遠くの街へ

いかなくちゃいけなくて、

そしてその幸せに

「さよなら」と

告げなくちゃいけなくなる…。


「都会の生活」に慣れた僕は、

「田舎の生活」で得ていた

幸せを

手放してしまったのだろうか…、


そんなことを

深夜この曲を聴きながら

思ってしまったわけです。

 

 しかし、明けない夜は無いし

「日常」も続いていく。


「都会の生活」を

謳歌している僕は、

もしかしたら

それと引き換えに幸せを

失っていたのかも知れない。


逆もあるでしょう。

「都会の生活」の中にも、

かけがえのない

幸せはあるはずですから。

 

そういう、

いいことも悪いことも

全部ひっくるめて

「日常」。


こんな「日常」を、

窓に打ち付ける

大きな雨の音を

聞きながら

かみしめている

僕なのでした。