一昨年の7月22日、愛犬のボンが18年の生涯を終え逝きました。
その日はとても暑い日で、仕事の途中に自宅に寄れる時はボンの好きなガリガリ君のアイスを買っていっていました。
その日もガリガリ君を買って帰ると、ボンが炎天下の芝の上で寝ているのです。
「何やってんだ」と思って近づくと意識の無い状態でした。
「ボン!」と声を掛けると、ハッと我に返ったのか起き上がろうとしました。
私は直ぐに氷水を持っていき日陰にして与えましたが、高齢と炎天下の影響もありそのまま息を引き取ってしまいました。
「ボン!」と声を掛けた時の嬉しそうに起き上がろうとした姿に、ずっと私の帰りを待っていてくれたのだと思い、申し訳ない思いでいっぱいになりました。
本当に彼は優しくて、賢くて、素敵な家族の一員でした。
今も、遺影を撫でてから会社へ出勤しています。
そして今日、東京へ出張の予定でしたが、上司からミーティングに出席して欲しいので予定を変更して欲しいとの依頼を受け、お陰で普段と同じ時間に帰宅することが出来ました。
すると娘から「パパ病院へ迎えに来て欲しい」と悲しそうな声で電話がありました。
「病院って何処よ?」と言うと、動物病院とのこと。
娘の部屋にはウサギと猫がおり、ウサギは高齢のため先日も病院に連れて行ったばかりでした。
私もボンが亡くなってからは、娘の部屋に行ってウサギと猫の顔を見るのが日課になっていました。
今日のウサギのシクの様子は、大好きな野菜スティックが残されていたので心配でしたが、いつもの様に撫でてから出社しました。
このウサギのシクも賢くて、病院でも「大人しい子だね。」と言われていました。
でも、家に帰るとやっぱり感情を表にだして、「ブーブー」と言いながら後ろ足で床を蹴って不満気でいました。
やっぱり自分の家が一番いいんだよね。
愛犬のボンも、狂犬病の注射等で吠えて騒いでいる周りの犬たちと違って、注射の時は私の顔を見て大人しく受けていたのが印象に残っています。
ボンは約18年間、わが家を守ってくれました。
そしてシクは8月に10歳を迎えるはずでしたが、7月9日、病院からの帰宅中の車内で、娘の腕に抱かれて息を引き取りました。
私がシクに声を掛けた最後の言葉が、「家に帰るから、大丈夫だよ」でした。
今年4月に就職が決まって社会人になった娘を約10年間、思春期などでいろいろあった娘ですが、側で寄り添い、支えてくれたシク。
本当に感謝です。
さっき、娘の部屋を覗いたら、安心した時の様にシクは横になって寝ていました。
約10年間、本当にありがとう。
私も君のお陰で癒されました。
本当にありがとう。
いつも一緒にいる猫のゴマも寂しそうに娘のタンスの上で寝ています。
また、心にポッカリと穴が空いたように寂しくなるなぁ・・・。
(猫のゴマが我が家の一員になった時のビデオです。)
ありがとう。
そして、ご苦労様でした。
おやすみなさい。