今日、東京都町田市に鎮座する金森杉山神社のお祭りにて歌謡ショーが行われることを知り行ってきました。
仕事を終え、私服に着替えて最寄りの駅に向かい、発車3分前の小田急線ロマンスカーに乗車して、町田駅に19時20分に到着。
町田駅からタクシーに乗り、「金森神社まで」と告げると、「金森神社?わからないよ」と言われ、番地を告げると運転手さんは取り合えず向かってくれました。
運転手さんいわく、「このナビ、古いから検索できないんだよ」とのお話し。
「まじか・・・。」
結局、予め神社の所在地をメモしていたので、着くことが出来ました。
運転手さんいわく、「杉山神社と言われればわかったのに」とのことでした。
住宅街の中に鎮座する分かりにくい神社でしたが、何とか19時30分に現地到着。
既に歌謡ショーも後半。
美空ひばり似の歌声が境内いっぱいに広がっています。
歌声はすれど、ステージに歌手の姿がないので、取りあえず焼きそばでも食べようと思い、境内の隅で軽めの夕食。
焼きそばを食べ終え、よくよく見ると、歌手の方はステージを降りて観客の中で握手をしながら歌を歌っていたのでした。
「わぁ~っ、なんて贅沢な」
神社で行われる秋祭り、考えてみればもう何十年も行っていなかった。
まして、神社で歌謡ショーなんて初めて観覧しました。
観客との距離が凄く近くて素晴らしい!
しかし、距離が近すぎる故に失礼なこともする観客もいます。
それを上手にあしらうのも優れた芸のひとつのように思える。
そんなこんなで、ブログに「いいね!」を付けて頂いた白石恭子さんの出番となりました。
恐らくブログへの「いいね!」はご本人ではなく、マネージャーさんがしてくださっているのでしょうが、有難く思います。
歌謡ショーにご出演の皆様はさすがにプロの歌手です!
歌のレパートリーは様々なジャンルに渡っていて、なんと白石恭子さんにあっては童謡を歌われたのです。
その歌唱力に圧倒されました。
素晴らしかったです!
その方の歌が終わると、とりを飾られたのは宮路オサムさんでした。
宮路オサムさんのトークの中で印象的だったことは、病気の時の事でした。
お話しによると、宮路オサムさんは10年前にすい臓がんで余命3年と医師に告げられたそうです。
がんの宣告を受けたときは恐怖もあり、気持ちが落ち込んだそうですが、歌を唄っている時は嫌なことを忘れられたとのこと。
しかし、歌終えると、「あぁ、俺は死ぬのか・・・」とまた落ち込んだとか。
そんな思いが続き、気が付くと余命宣告の3年を過ぎてもまだ生きている。
医師に診てもらうと、歌が体を支えていると言われ、生かされている自分を感じるようになったとのことでした。
それを聞いて、音楽療法の効果を改めて考えさせられました。
宮路オサムさんのご苦労と長年のご活躍に心を打たれました。
歌謡ショーが終わると、歌手の方のCDが販売されます。
私は、会場に着いて歌を聴いた方のみのCDを購入して、会場を後にしました。
歌謡ショーが終了したのが21時30分頃。
徒歩で町田駅までは10分程度の道のり。
電車に乗り込み、ホッと一息つくと、自分の嫌な面に気づかされ落ち込んだ。
それは、歌謡ショーが終わり、歌手の方々がCDの販売に声を掛けてくださっているのに、お目当てで行った方のCDしか買わなかったこと。
もし、自分が歌手の立場だったら、隣の人のは買われるのに自分のものは買っていただけないとしたら、悲しい気持ちになってしまうことだろう。
それに気づかず、お目当ての方のCDを買い、握手までしている自分が情けなく、器の小さい男に思えて嫌になってしまった。
CD自体そんなに高価なものではないのだから、全員のCDを購入するくらいの度量がないとダメだよね。
今日は朝から新しいプロジェクトにおける仕事で、昼休みも取れない程で疲れていたことも多少影響したと思いますが、そもそも自分の人間性の問題と思う。
いい歳をして、体ばかり大きいくせに気配りと配慮に欠け、器の小さい自分が本当に嫌いです。
せっかく声を掛けて下さったのに、本当にごめんなさい。
歌が好きで、歌を唄うことで周りの方々に元気を与えることができる素晴らしい歌手の方々のご活躍を心から応援しております。
それなのに・・・。
今回はごめんなさい。
結局、午前0時前に帰宅し、憂鬱な気持ちで反省ブログを綴っています・・・。
まだまだ子供だなぁ・・・。
反省。
このたびは ぬさもとりあへず 手向山
もみぢのにしき 神のまにまに
菅原道真