【多様性とイスラーム】

今日は、イスラームの多様性に関して書こうと思います。

イスラーム教徒の人口は、現在世界の4分の1と言われています。
それはただイスラーム人口が多いということではなく、様々な形のイスラームがあるということなのです。


みなさんが「イスラーム」をイメージしたとき、
なにを想像しますか?

砂漠、石油、アラビア語などでしょうか?

私が上で挙げたイメージは、
正解であり、それだけではありません。




例えば、人口比率で考えたとき、
イスラーム教徒は東南アジアに集中しています。

東南アジアのイスラーム教徒は、コーラン(クルアーン)をアラビア語で詠みますが、
アラビア語が話せるわけではありません。

また、トルコに旅行したことがある方も多いと思います。
トルコに住んでいるイスラーム教徒はアルコールを飲む人もいます。
基本的には個人の裁量に委ねられているのもイスラームの多様性でもあるのです。

女性のスカーフに関しても、同じことが言えます。
もちろん国によって法律も違いもありますが、
顔のどこまで隠すか?は個人の自由です。

各地域には様々なイスラーム教徒がいます。
大事なことは、「個々人のイスラーム教徒が、イスラームという宗教を信仰している」という強い絆で結ばれているということです。

イスラームについて語るとき、
その多様性に関して 忘れないでください。

文責:アラブ・コンサルティングサービス東京 岩口