■ 香港で起業する事はプロのリングに上がること | 香港に住むデザイナーの日記帳-海外でくらしてみれば☆シーズン5

香港に住むデザイナーの日記帳-海外でくらしてみれば☆シーズン5

香港在住ジプシー日本人インテリアデザイナーのブログ。
突然解雇されたり、住む所を失ったり、試練の連続。
香港は元より、世界中でインテリア・デザイン活動に右往左往する三度の飯よりドラムが好きなオンナのブログ。香港でのデザイン活動全記録。

香港で働くインテリアデザイナーabbie-hkです。

こんにちは。




不景気に突入した感の強い香港です。
今日は6、4。天安門事件の日。
どことなく街の空気も不安定な気がします。
ギラギラと照りつける日差しは熱気に満ちた香港のそれとは違う。
心がざわめきます。



デザインの仕事を欧州の施主としたり、交友関係なども非日本人が多いせいか最近は欧米人の方から情報交換をしたいというお話も多く、その口火は軽くコーヒーを飲みに行こうとか、ランチのお約束、仕事終わりのHHなど様々です。欧州からも事業内容に関してお問い合わせがたまにあります。



欧州も景気が良いわけではないので、かなり多くのデザイナーが新たなチャンスを求め、香港に押し寄せています。
同業者である欧州のデザイナーや建築家の方からのお呼びでご一緒する場合、意外に香港を甘く見ている方が多い。
他国での成功例は香港では使い物にならない。
香港で起業することはアマチュアボクサーがプロボクサーと試合するのと同じで、打ち所が悪ければ生死に関わる傷を負う可能性が常にあり、香港で成功してるビジネスマンは手を抜かないので、起業して3ヶ月後には廃業だって珍しくない。



周りを見ても香港人で起業してる人は思ったほど多くない。
香港人に聞くと、ビジネスを自分で興すことが如何に難しく、成功することなど稀だからといった回答があります。
この香港で香港人ですらも起業には足踏みをするのが現実。


今日も香港人の知人から去年香港に住み始めたベルギー人のインテリアデザイナーと引き会わせたいと連絡がありました。


一番断りにくい。
悩ましいところです。香港人からの紹介というのは見過ごせない。
ただ、ビジネス的な目で見た時、最近ベルギーから来たデザイナーから私が学べることなど殆ど無い。それぐらいは容易に想像できることでして。



最近、ちょっと頭ひとつ抜けたのか?とピーンと来ています。
香港不景気の過ごし方、ビジネス動向の調整とコネクション構築。ポートフォーリオの作成。
ここにフォーカスしてできるだけ早くプロボクサーの仲間入りをしたいと狙っています。