■ 香港大学生連合会からの説明 | 香港に住むデザイナーの日記帳-海外でくらしてみれば☆シーズン5

香港に住むデザイナーの日記帳-海外でくらしてみれば☆シーズン5

香港在住ジプシー日本人インテリアデザイナーのブログ。
突然解雇されたり、住む所を失ったり、試練の連続。
香港は元より、世界中でインテリア・デザイン活動に右往左往する三度の飯よりドラムが好きなオンナのブログ。香港でのデザイン活動全記録。

香港人の知人がアップしていたのをこちらに。
今回の自由選挙を求めての中環、金鐘大規模占拠の説明です。
現在も金融地区は封鎖されており、座り込みなども続いており、
交通は麻痺しています。


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30年来の民主の道を歩み、様々な問題で譲歩してきました。「民主返還」を納得し、非民主的な政治改革案を納得し、中央政府による基本法(香港の憲法)の解釈を納得してきました。しかし全人代が8月31日に決定した議案に対しては、もう譲歩することができません。

9月26日、私たちは「公民広場」(政府本部前の公共の敷地)を奪い返し、人民のものである広場に戻りたいと願いました。
抗議活動では私たちは暴力を一切使わず、冷静な態度で臨んでいました。
しかし、この非人情的な政権は、市民の意見に耳を傾けず、市民に襲撃を仕掛け、対話よりも鎮圧、市民の声を聞くことよりも抹殺しようとしています。
警察側は市民に対して暴動警察、ペッパースプレー、
警棒、催涙弾まで乱用し、更なる暴力で武器を持たない抗議者を鎮圧しようとしています。
さらに、平和的な抗議活動を行っている3人の学生たちを逮捕し、保釈の許可を出さず、理不尽にも彼らの家まで捜索しました。

政府が人民を公民広場から追い出そうしているのであれば、私たちは今日アドミラリティを公民広場にします!催涙弾を使用するのであれば、涙をアドミラリティ中に流しましょう!今日の私たちにはもう選択肢がありません。社会秩序を麻痺させることで、市民の怒りが政府に確実に伝わるようこの政権に圧力をかけるしかありません。ここで、政権に対して4点の要求を訴えます:

請願1:公民広場とチムメイアベニューを開放し、市民の集会に使わせる。
香港人は、「香港特別行政區基本法」第27条と「人権法」によって、集会の自由が守られていますが、
警察側は何度も理不尽にも道路を封鎖しました。
そこで学連は警察にチムメイアベニューを開放するよう要求します。

請願2:行政長官梁振英氏と「政治改革3人組」の辞任を要求する。
学連が主催する授業ボイコットはすでに一週間続いていますが、
政府側は単なる宣言と記者会見という形で、学生側の要求を理解し尊重すると言うだけで、
学生側との直接な対話は一切行っておらず、学生の申し立てを聞こうともしません。
よって、「政治改革3人組」の辞任を要求します。

請願3:全人代の決定を撤回させること。
全人代の議決案は、香港人が要求している「市民指名」という案を乱暴に否定し、行政長官と立法会(香港国会)の普通選挙という要求を完全に無視しました。
また、「高度な自治」という約束に反するため、
全人代には香港の政治改革に具体的な枠組みをする権力はありません。
よって、全人代の決定を撤回させることを要求する。

請願4:普通選挙の市民指名は不可欠です。
もしこの独裁政権が今晩12時までにこういった要求に応じなければ、私たちは抗議活動をエスカレートさせるしかありません。
人民が勝利するまで、大学生と中高生の無期限授業ボイコットを計画し、香港市民がストライキに参加するよう呼びかけます。

香港大学生連合会
学民思潮
2014/9/28


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90年代以降の生まれはぬるま湯で、
どうしようもない、と言われ続けてきた学生たちが
中心となった今回の抗議。
昨夜の中環は今までにない異様な空気に包まれていました。

ちゃんと骨がある、若い香港世代はちゃんとわかってるんだ、
と少し期待が持てると感じた。

香港は自由がなければ意味のない街。
それを香港人は守るために闘っている。
昨晩からずっと座り込みを展開しています。

ネットには
”水を持って応援しに行こう!”
など物凄い量のアップがありました。

ライフルを持った特殊警察がマンダリンオリエンタルホテルの前で
準備していた。
誰を撃つためでしょう?

2014は波乱の年です。