■ 木について | 香港に住むデザイナーの日記帳-海外でくらしてみれば☆シーズン5

香港に住むデザイナーの日記帳-海外でくらしてみれば☆シーズン5

香港在住ジプシー日本人インテリアデザイナーのブログ。
突然解雇されたり、住む所を失ったり、試練の連続。
香港は元より、世界中でインテリア・デザイン活動に右往左往する三度の飯よりドラムが好きなオンナのブログ。香港でのデザイン活動全記録。

香港で働くインテリアデザイナーabbie-hkです。


こんにちは。



木について。


先日米系企業で設計のトップを担当している

香港人のデザイナーさんと話す機会がありました。

香港人だけど恐らくアメリカ人かと思う。


木についてのトピック。

材料の話をしていた時です。


彼女はこう言った。




私たちはたとえ良い材料があっても

例えば、大きな木を輪切りにしてそれをテーブルにするなどは

絶対にしないのです。

それは環境保全の面からもありますが、会社としての

デザインポリシーでもあります。



これ私も思ってたことでした。


例えば鮨のカウンターを造るとき、いい木材料で作る場合がありますが、

香港のような1,2年でなくなる店に

何百年生きてきた木を使うべきか



そのデザイナーさんの会社が設計してる店舗などはデザインが素晴らしいと

大変有名で、しかも木を多用してるイメージが強かったのですが。。。

よく見ると古く見せる加工をしていたりするのを気付きました。



会社としてちゃんとポリシーにしてるとは素晴らしい企業です。


逆に言うとちゃんとデザイナーとしてデザインで乗り越えて空間を仕上げてる証拠です。

いいなぁと思いはあっても使わない、そのうえでデザインで乗り越える。



たかだか木、って言ってしまえばそれまでですが。


長く愛して使ってくれる方に良い木が提供できたらと思います。