シュールな時代の
収容所の椅子である。



昔、その昔、
もの凄く
危ない時期があった。


精神的に
線の細い物ばかりを
徹底的に
求めていた。


危ないと言っても
狂うという程ではなく
たまさかに
シュールな世界に
棲みつきたいと
ひたすらに
求めただけである。



人と会うことなどに
完全に興味がなく
カメラ片手に
只、ひたすらに
線の細い物ばかりを
撮っていた。


人間と接するのは
今もあまり好き
ではないが・・・
語るのはいいと思う。


たくさんの自分の中に
居るのは、とても
居心地がいい。








覗き穴は・・・
とても小さいのだが
底抜けに、絶妙に
シュールである。
そして、


あれだけ求めていた世界は
ひとつの眼となり形となり
何かを刻んだのであろうか。



収容所である。
本当に、すべての
収容所である。












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