前回のエントリーで
「近日中に、『勝手にテキストダイジェストーライムスター宇多丸の「今、僕は」』をアップ予定です。」と書きましたが

その前に、自分の感想をロケット

ネタばれをバリバリしてまうので、知りたくない方は、このエントリーはトバして下さいね。


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あたしは、UPLINK Xをナメていた。。っていうか、勘違いしていた。

なんか、円山町にあるあの映画館とか、宮益坂のところのアレとかだと思っていたのだ。

円山町の映画館に着いて「間違えた。NG」と思い、宮益坂の方に急いで移動。。。する途中少し冷静になり。。ひらめき電球

携帯のgoogleで検索携帯  検索ワード  今、僕は 渋谷 映画 Go右上矢印

そうしたら、一発で、映画館の電話番号と地図が表示されたの スゴイね Google音譜

しかし、「宇田川町」であることはわかったものの。。。この地図で辿り着くのは、無理(TωT)

ということで、映画館にお電話電話

結果的に、宇田川町の交番前から、UPLINK Xまでほぼずっと誘導していただくという申し訳ないことに汗

誘導していただいている時点で、もう開演時刻を過ぎていたので、「もう、始まっていますか ?叫び」と泣きながら尋ねると(嘘)、まだ予告編の最中とのこと

ようやく泣く泣く(だから嘘)UPLINK Xのチケット売り場に駆け込んで「もう始まってますか?叫び 」と尋ねると、「まだだいじょうぶですよぉ~キスマーク」と係りの人に優しく諭されるわたしw

「ご案内します。」と丁寧に誘導されて中へ


し か し この時、私は慌てるあまり、大事なことを見落としていたのだった~ハロウィン


チケット売り場には、駆け込んで来た私を見て「大きな瞳」を揺らす青年がひとり座っていたのだった。。


UPLINK XをYahoo映画で検索するとわかると思いますが


ちっちゃっ! 

20席位しか「椅子椅子」は入っていないのではないのでしょうか?

そう、「椅子椅子」というか、昭和レトロ(と想像される)な一人掛けソファにクッションがついているのが座席で

「椅子椅子」なので、動くとガタガタしてしまう。

でも、最前列は、「寝椅子」なんですよ。 

レトロなお洒落空間です。クローバー



で、映画見て終わりましたぁ~ クラッカー

映画を見るにあたって、ほとんど予備情報を仕入れていかなかった私

知っていたことは、「監督の竹馬靖具氏が主演も兼ねてこれが処女作」

映画を見ている途中で思ったのは

☆監督兼主演の「竹馬靖具氏」の演技が素晴らしい

映画監督として高く評価されるだろうことは想像に難くないけれど、「俳優」としても、かなり話題性のある素晴らしい演技なのではないかと思いました。

HPにキャストとして名前が上がっているのは

主人公 (悟)
主人公のお母さん
主人公のアルバイト先で世話をしてくれる人 藤澤(母の知人)
アルバイト先の先輩

の4人で、あとの登場人物は、ほぼ状況説明的に出て来るエキストラに近い扱い

「アルバイト先の先輩」がかろうじて「第三者」で あとの二人が、主人公にとって「意味を持つ人間」

「藤澤」さんに関しては、逆に、「この人、ホントに施設とかで自閉症とか、引きこもりの人とかの世話をして働いている人なのではないか?」と思ったりしました。 
主人公との会話の様子とかが「素」っぽく見えたり

そして

満足して映画を見終わり壁に貼ってある解説などを読みつつ思ったのは

「死の匂い」「エロスを感じる」といった言葉で語られるこの作品(それは、関連作として名前の上がっていたダルデンヌ兄弟の作品とかからの連想なのかもしれないし、この映画の持つ静謐なイメージから来るものなのかもしれないけれど )

見ている間私が、思っていたのは


私は、「ひきこもり」とか「自閉」とかではない。。。けれど

それは、会社とか学校とか「家庭にまつわる何か」に、止む無く繋がれてからで

現実社会から逃避しきれないだけで

なんらかの状況が揃えば

ひきこもり的状況 ひきこもり的心理状態は簡単に成立する。

ということを 映画を見ながら「過去のある時点の自分を思い返したり」して再確認していたのでした。

あまり気の染まぬ仕事をしている一人暮らしの時代 

友人達との約束もない、何もするべきこともない週末

ただ、こんこんと眠っていたりした自分を思い返したのです。

ちなみに、「最近週末眠ってばかりいる。」と当時友人のひとりに話したところ

「アンタ、それ、現実逃避だよ。」と指摘されました。

コンビニのお弁当やジャンクフードで食事を済ましたり 
部屋が散らかり放題で大変なことになっていたり 
お金や職に困り親に寄生する時期があったり


これは、特別な彼「悟」の物語ではなく 

あたしも、「ここスレスレにいるな」「あたしの話だな」と思ったのでした。

あの「こんこんと眠る、眠っておそらく何かから逃げている」主人公 

これはあたしだし、

これを映像の中に現出させた監督兼主演の竹馬さんは、どういった体験とか作品とかからこのインスピレーションを得たのだろうか? と思ったり。。。



母親が急にあっさりと事故で亡くなり、破滅へと転がり続ける主人公

これも、いつかこういう日が来るであろう自分に重ねて 自分の、身近な物語としてこの映画を見ていました。

だから、 母親が亡くなり、世話役の「藤澤」さんが車にはねられるところまで物語が進んだ時

このまま、破滅へとひた走って欲しくない と 映画を見ながら強く願ったりしていました。


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え~話戻って

映画館の壁に貼ってある解説を読み、監督の最近の写真(髪が長い)を眺めているうちに、

あれ?


この人もしかして 目


と思っているうちに


チケット売り場に座っていた、青いジャケットの大きな瞳の彼に、知人らしい女性客が挨拶をしていたり

あ、やっぱりこの人。。。 目

と思っているうちに

男性客のひとりが「僕、宇多丸さんのウィークエンドシャッフルというラジオを聞いていて、今週取り上げられるので見に来たんです。。。。。」

と、青いジャケットの彼に話かける男性客

そう、チケット売り場にいた彼は、「竹馬監督」ご本人だったのだー じゃーん ベル(と私の心の中でドラが鳴り響いている。)

男性客とのお話が終わるまで

え、どうするの あたし(?_?)

 目の前に あの凄い演技の監督兼主演の竹馬さんがいらっしゃるのにその前を素通りして黙って帰るのかい? と自問自答(・_・ 三・_・)

お話が終わり、監督は、階段を降りようとしていた二人組の女の子に声をかけていた。

「映画の感想いかがでしたか?」  (監督は、とってもソフトな口調でお話になる好青年なのです。)

しかし、二人組の女の子は 「え、感想って言われても、そういうの難しいしぃ~」


これを聞いた私   ぴくぴくっ 耳耳耳


これは

飛び出しても

いいんじゃないでしょうか?

お話してもいい グッドタイミングが天から降って来たのでは? (・_・ 三・_・)



と、私、 階段の踊り場に飛び出したのでした。。。。三 (/ ^^)/



長いですね。。。続くw