「大浦陸宏・宇佐美コーゾー二人展」初日を振り返って。
一夜明け、ここまでの道程を振り返ってみた。かなり長文。
作品を描き始めたのは23日の午後10時。完成は24日の午前8時だった。
なぜ、こんなに切羽詰まった状態で描いたのか。
相棒とも話したが、それはお互いの存在だった。
プレッシャーを感じていたのも事実だが、意識下では、それがもっと大きいものだったようだ。
私自身が相棒を最終兵器だと思っていた事に間違いはなかった。
いつもは、もっと自由に色々なアイデアが降りて頭の中を舞う。
そこからベストチョイスし制作してきた。
しかし、今回はそうではなかった。
「相棒よりいいものを作りたい」そんな邪念はなかった。
しかし、相棒に敬意を表したい。
その思いが筆を止めていた。
アイデアが出ては消え、の繰り返し。
まるで相撲のように「待ったなし」の声が頭の中に響き、23日の夜。アトリエに行った。
白い紙に鉛筆を走らせる。脳内スイッチが入った瞬間だ。
邪念が浄化される。そこに計算はなかった。
今回の絵は、大きいのが4点、小さいのが2点。
うち、小さい1点は未発表の既存品。
「納得いく絵ができた?」そう聞いてくれる友がいる。
でも、ちょっと違う。
絵を描く姿は「物作り」ではあるが、精神面では「踊りを舞う」ような感じ。
気持ち良くやりとげたか、という質問があっているのかも知れない。
では、今回はどうか。
気持ち良かったよ。とても、気持ちよかった。
絵の善し悪しは関係なく、気持ち良かった。
5月31日(金)まで展示しています。
良かったらご覧くださいませ。
そして、オープニングレセプション。
いいライブでした。
メインゲストは寺町ヨーコちゃん。
そして、客席にいた鍵盤ハーモニカの藤田さん、ドラマーのキースさんも参加してくれた。
とんでもない豪華キャストのライブ。嬉しかったです。
感謝の言葉もない。
さて、私と言えば師匠が音響でいてくれてるのに散々な結果(笑)
分かってはいましたが、こんなに緊張するってね…。
でも、この歳でこんな緊張を得られるのは幸せなこと。
また、来年もやります。
リベンジという言葉は使いません。
少しでも聴いて貰える音楽にするために努力し楽しみたいと思います。
演奏も歌もガタガタの私に、後ろから師匠がそっとリズムをとってくれた優しさに感動しました。
すべてが終わって、相棒と握手した時、涙がこみ上げてきました。
直前でこらえたけどね(笑)
末筆になりましたが、お越し頂いた皆様、ご協力頂いた皆様、出演者の皆様、本当にありがとうございました。