朗読劇「文豪、そして殺人鬼」。
無事終了となりました。
二日間の公演にご来場、ご観覧下さいました皆様、来られずとも応援して下さいました皆様に心より厚く御礼申し上げます。
楽しんでいただけましたでしょうか?
わずか2日という稽古。
野上んと熊くん、そしてアンサンブルの皆と拙いながら精一杯を紡ぎ上げたつもりです。
特にメインの3人で「とにかく観に来てくれるお客さん達のために」というスローガンでガンバりました。
両足の脹脛はパンパンですし、ソワレの最後の方は肩に力が入りすぎて頭が痛くなりました(笑)
ですがそのぶん個人的にはこれ以上ないほどに本当に愉しく、充実した時間と空間を経験できました。
偏に共に舞台を作り上げた役者陣、製作陣、そして会場に足を運んで頂いた皆様のお陰であります。
とにかく、この業の深い役と物語をどうすべか・・・
初めて台本を読んだ時、どこから手をつけていいのか、何とも言えない漠然とした不安からスタートしました。
唯一の救いといいますか、幸運といいますか、相手役が野上んと熊くんだった事。
結果的にはこの二人のパワーに持ってかれたなぁと、終わった今、それを悔しくも嬉しくも噛み締めております。
管とと朱知のふたりの関係性がしっかり見えれば見えるほど、異分子である尺が生きてくるのでもうこの二人のお芝居がすべての鍵と思ってました。
特に管役の熊谷君は(ソワレのトークでも話しましたが)自分より上の年齢設定。
その苦労たるやそれはそれは本当に安易に言葉で言えないほどに。
かつて似たような経験で文字通り血反吐を吐いた身としては、ただ見守るしか出来ない故のもどかしさ。
でも本当に逃げずに真っ向から挑んでましたよ。
それがソワレのあの爆発に繋がったのかなと。
もう聴いてて鳥肌立ちまくりでした。「それそれ!それを待ってたんだよ!」みたいな(笑)
野上んはもう、彼は割と狙ってリミッターを外せる子なんですが今回はそれでも苦戦してました。
でもやっぱりゲネ、マチネとどんどん上限値が上がって来ていて、そしてソワレのあの破壊力。
終演後、脚本を担当した方から「最後は野上んに引っ張られてましたね。」との言葉を頂戴しましたが、もう嬉しかったですね^^。
とはいえ自分もやっぱり負けたくないし、まだまだ上を目指していかねばと思った次第です。
そしてアンサンブルの八木君、望月君、梶田君。
コロスという立ち位置で時にコミカルに生き生きと世界のディティールを組み上げてくれました。
たとえ出番が一瞬でも少ない台詞でもそこにリアルや説得力がなければ世界そのものが崩れてしまう。
神は細部に宿るの言葉通りを聴かせてくれたなと。
本当に感謝です。
尺に関しては・・・よくわかりません(笑)
本当に好きに演じさせて頂いたので個人的には満足しております。
実は稽古初回とは随分変えました。
役や物語の解釈などはもう皆様にお渡ししましたので其々であーでもないこーでもないと盛り上がって頂ければ何よりの喜びです。
ただ一つ申し上げるなら
蓮華は悟りの象徴だそうです。
作中、その光景が日常になってる管や朱知と違い、彼だけがそれに目を留めておりました。その光景に惹かれていました。
そういう人間を意識しました。
そんな感じです^^。
本当に疲れた~!
でもまたこの面子でやりたい!その思いは尽きません。
幸い(?)またこの3人で8月も朗読劇に挑みます。
今度はどうなるのか?
今からドキドキしております。
今回も素敵なお花を頂きました!
実はちょっと体調がピンチでしたが皆様のエールで乗り切れました!
感謝であります(>人<)
もう一つどどん!
天使がおる・・・。
&おまけ
これにてお開き!
またお会いできる日を願って!