今年も振り返ればいろいろありました。



しかしなんといっても一番大きな問題は、年末の世界同時不況。


多くの方々を生活不安に陥れるような大きな経済事件でした。


突然降って沸いたような感覚で捉えがちですが、経済は一定の流れのなかで上下を繰り返しながら過去から現在、現在から未来へと続くものです。



バブルのような景気が長く続けば、その破綻の影響が大きいことは、日本人はすでに経験していたわけですが、これがアメリカ発、世界規模で起こったのが今回の同時不況。


決して、この先に未来がないのではなく、多くの人が今の現状を冷静に受け止めることから始めて、しぼんだ経済を基準に、緩やかに、人々が協力しながら徐々に立て直していくことが必要だと感じています。


ただ、追この前までの景気は、世界的にはバブルだったのでしょう。同じ経済規模に膨らむことを想定した、経済運営はまた次の破綻をきたす可能性もあります。




いままで好景気のなかで、環境問題の大切さを認識しながらも、眼前の経済、雇用問題が深刻さを増せばそうは言っていられない事態に陥ります。


企業の体力が落ちれば、今まで一番大きな問題の用に捉えられてきた環境への取り組みは二の次となり今までと違ったテーマが社会貢献に大切なものとなるでしょう。


経済環境の変化は、世界全体の意識も変えてしまうことになります。




来年がどんな年になるのか不安はあります。

しかし、それぞれが自分の領域で懸命に努力をし、半分とは言いませんが7割程度で満足するような、「中庸の精神」みたいなものが世界を救うことになるのではないでしょうか。


腹いっぱい、どこまで大きくなるかの競争は、いつか世界を滅ぼすという教訓だったような気がします。