昨日、我家のRとSの二人は
例の姉から貰い受けた車と私の車の2台で
金沢へ行き、夕方にはなんとか引越を終えました。
Sの部屋で佇む二人。
到着した部屋は、殺風景ですが、
帰る時には、なんとかなりそうな状態にはなりました。
朝7時頃に家を出て、
慌ただしく手続や、家具・電化製品・日用品・食料品の買物、
テレビやガスコンロの取り付け、
洋服掛けの組立などを行って、Rの部屋を出る時は夜の9時。
なんといっても忙しさより、夫婦二人での帰り道は、
これで子供が全員巣立った安堵感と、
それに増して一抹の寂しさで気力が落ちます。
二人が大学で建築の勉強をしてくれることに決まり、
家にいる間にと、28日には現場の手伝いをさせました。
と言っても、建築前の内装の解体作業です。
天井のボードをはがしたり、内部のモルタル壁を壊したり、
外壁を一部剥ぎとったり、照明器具を外したり。
これからの勉強は、
仕事をする上で必要なことを学ばなければなりません。
少しでもイメージを持って取り組んでくれるようにと思い
手伝わせたのですが、
きっと二人の息子は、「親への恩返しに1日頑張ろうか」
というような気持ちだったのだと思います。
休憩もせず、予定以上に仕事を進めてくれました。
最後の手伝いも、お互いの思いを言わないままです。
けど、何年か先に一つの思い出として、
「俺は、あの時こんなことを思っていたんだ」と
打ち明け合うことになるのだろう。
そして、二人の人生の分岐点となる何かが
この時に刻まれたような気もしてます。
今は、二人に対して未来への期待だけを持っています。
近頃、益々親ばかに磨きがかかって来ましたね。