昨日、ヨーロッパの航空機メーカーエアバス社が、超大型旅客機A380について、スカイマーク社が発注した6機の契約取消で合意し、違約金の請求と、一部前払い金の返還に応じないというニュースがありました。
前払い金は約260億円、損害賠償請求は約700億円になる見込みのようですので、合わせて1000億円を越える可能性もあるようです
。
ここに至るまで様々な協議が行われたようですが、スカイマーク社としては経営の根幹を揺るがす事態に陥る可能性が高いため、相当焦っていることでしょう。
ここでは全てを書ききれないため簡単に書きますと、スカイマーク社は円安による燃料費負担増等から業績不振となり、導入を決めた当初の計画を変更せざるを得ず、計画通りの購入が難しくなったため、以前より購入を先送りする等してさらに業績回復を待つようにエアバス側に申し入れをしたようですが聞き入れられなかったということのようです。
エアバス社からは契約変更の条件として大手の傘下に入り財務体質を改善するよう求めたようですが、スカイマークとしてはそれは受け入れられないとして突っぱねたところ、エアバス社から見切りをつけられてしまったようです。
エアバス社は「契約に基づくあらゆる権利及び救済手段を行使する予定」とコメントしたそうです。
ヤフー等のコメント欄を見てみると、「スカイマーク社の見通しの悪さ」「甘い経営判断」「身の丈にあっていない経営」「常識外れのドタキャン」「違約金は当然」「スカイマークが悪い」「スカイマーク終了」という厳しい意見がほとんどでした
。
スカイマーク社は少し前にミニスカートのCAで話題になりましたが、それも問題視する意見が多かったですし、私も一度利用したことがありますが、安かろう悪かろうだったという印象があります。業界国内第3位の航空会社なのですが、あまり良い印象を持たれていないような感じがします。
そういった印象を差し引いたとしても、私もスカイマーク社に非があると思います。
現在の状況が予想以上であったとしても、先を見越して双方合意の上で契約を交わした訳ですから、その契約に基づく手続きができなかった方が悪いんです。何を言っても言い訳になります。
私も起業して6年、様々な法人・個人様とのお取引がありましたが…、いますね、時々、こういうスカイマーク社のような後付けの言い訳をして逃げようとする人。
私の性格上、そういう人は許せないのでキッチリ対応をするのですが、追い込まれるとだんだんと最初の威勢もなくなり、言い訳も苦しくなって、最後はゴメンナサイをしてきますね。
それでも最後は反省して謝ってくるのであれば人として許せますが、中には恩を仇で返して逃げまわっている人もいます
。
そういう人は因果応報で、どこかで痛い目にあったり大きな災難に見舞われたりするでしょうからあえて放っておきますが、いつでも適切な対処ができるように準備を整えています。
エアバス社もスカイマーク社の出方によっては法に基づき厳しい対応をすると思います。
日本の企業であるスカイマーク社を応援したいという気持ちもありますが、契約上、優位にはならないでしょうから、違約金を払うにしても、大手の傘下に入るとしても、残念ながらイバラの道になるでしょうね
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ということで、今回のニュースは私の経験や現在の状況と似ている点があったので、このブログに照らし合わせながら書いてみました
。
スカイマーク社は今後の経営や企業イメージ等を考えれば、どんなに高額な違約金を請求されても素直に支払う姿勢を見せた方が良いと思いますが、果たしてどういう決着になるのでしょうか…？
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