【受精~着床~妊娠~分娩までの流れ】
今回は赤ちゃん誕生までの仕組みと遺伝子についてです。
男性にとっては余り興味がない分野かもしれませんが、父親としてではなく、子どもの頃を思い出してお読みください。
◆赤ちゃん誕生までの仕組み
生命は、女性の「卵子」と男性の「精子」が出会って妊娠することから始まります。まずは妊娠から出産までの仕組みについて詳しく説明します。
① 排卵
卵子を含む卵胞は、月経周期に合わせて成長し、直径20mmほどの大きさに育つと卵子として卵巣から放出されます。これを排卵と呼びます。
放出された卵子は卵管に取り込まれ、精子との出会いを待ちます。受精しなかった場合の卵子の寿命は、排卵後約24時間といわれています。
② 射精
性交により射精された精子は腟、子宮頸管(けいかん)、子宮から卵管へ進み、排卵された卵子を待ちます。
通常、1回の射精で1億個以上もの精子が放出されますが、その中で卵管までたどりつけるのはほんのわずかです。射精後の精子の寿命は3日間といわれています。(気の毒な気もしますが~)
③ 受精
卵子と精子が出会い、融合することを受精と呼びます。卵子と結びつくことができる精子はたった1つです。
1つの精子が卵子に入り込むと、他の精子は入ることができなくなります。受精卵は、細胞分裂をくり返しながら4~6日をかけて卵管から子宮に移動します。
④ 着床
子宮内へ到着した受精卵が7日目位に子宮内膜にもぐりこむことを着床と呼びます。
この時、子宮内膜は受精卵が着床できるように、ふわふわのベッドのように厚くなっています。受精卵ができてからおおよそ12日後に着床が完了し、妊娠が成立します。
★【妊娠についての基礎知識(あすか製薬)】より
★出産以降はこちら
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≪目次≫
今回は4回に分けて掲載します。
◆赤ちゃん誕生までの仕組み(出産以外は上記)
◆生殖細胞をもつ胎児
◆新生児でも細胞数十兆個
◆胎内記憶を語る子どもたち
ここは非常に重要です。感動しますよ~
なお、12月中旬に配信された下記の【高野山の法話】もお聴きになってください。ありがとうございました~
【高野山の法話】お腹で1歳を迎えた子の話