◆馬に乗るとも 口車に乗るな(1)
★「馬に乗るとも 口車に乗るな」の意味
馬に乗っても被害は何もないが、口先だけの巧みな言い回しに乗ると騙されることになるから注意すべきだ。
岸田総理が「ビースト」に同乗、笑顔の2ショット(4/10)
守護靈さんによると、大統領専用車ビーストには録音装置がついているので、後になって岸田総理が「そこまでは言ってませんけど~」と否定しても後の祭りだってよ~
さて、日本時間の12日朝、岸田総理は米議会で演説をなさいましたが、全文は長いために一部をご紹介します。
「同盟かつてなく強力」岸田首相、米議会演説全文(4/12)
議長、副大統領、連邦議会議員の皆様、ご来賓の方々、皆様、ありがとうございます。日本の国会では、これほどすてきな拍手を受けることはまずありません。
★幼少期、ニューヨークで生活(割愛します)
★平和には「覚悟」が必要
米国は、経済力、外交力、軍事力、技術力を通じて、戦後の国際秩序を形づくりました。自由と民主主義を擁護し、日本を含む各国の安定と繁栄を促しました。そして必要なときには、より良い世界へのコミットメントを果たすために、尊い犠牲も払ってきました。
およそ人類は、権威主義的な国家に抑圧されるような、つまり、追跡され、監視され、自己の内心の表現を否定されるような生き方はしたくない――米国の政策はそのような前提に基づいていました。米国は、自由こそが人類にとっての酸素のようなものだと信じていました。
★一部の米国民、世界における役割に疑念(割愛します)
★中国、国際社会の平和と安定に挑戦
中国からのこのような挑戦が続く中で、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序や、平和を守るというコミットメントは、引き続き決定的な課題であり続けます。
広島出身の私は、自身の政治キャリアを「核兵器のない世界」の実現という目標にささげてきました。核拡散防止条約(NPT)体制の再活性化と、国際的機運の向上に長年取り組んでまいりました。
しかし、東アジアでは、核兵器拡散の差し迫った危険が存在します。北朝鮮による核・ミサイル計画は、直接的な脅威です。北朝鮮による拉致問題は、引き続き重大な問題です。
北朝鮮による挑発は、地域を越えたインパクトをもたらしています。北朝鮮は、ウクライナに対する侵略戦争を支援するための弾道ミサイルをロシアに輸出し、その結果、ウクライナの人々の苦しみを大きく増大させています。
ロシアのウクライナに対するいわれのない、不当で残酷な侵略戦争は3年目を迎えました。私がよく申し上げているとおり、今日のウクライナは明日の東アジアかもしれません。
さらに、ロシアは核による威嚇を継続しており、核兵器の惨禍が実際に再び繰り返されるのではないかと世界が懸念しています。このような現実の中で、日米同盟の抑止力の信頼性と強靱(きょうじん)性を維持するために、日米間の緊密な連携がこれまで以上に求められています。
新しい形の抑圧が、世界で見られるようになっています。デジタル技術を通じた自由の抑圧も行われています。ソーシャルメディアは検閲され、監視され、そしてコントロールされています。
経済的威圧や、いわゆる「債務のわな」外交と呼ばれる、国家の経済的依存を悪用し、武器化する事例が増加しています。このように急速に変化する困難に直面し、私たちは、私たちが共有する価値をいかに守り続けるのでしょうか。
ほぼ独力で国際秩序を維持してきた米国。そこで孤独感や疲弊を感じている米国の国民の皆様に、私は語りかけたいのです。そのような希望を一人双肩に背負うことがいかなる重荷であるのか、私は理解しています。
★米国、一人で秩序守る理由ない
もちろん、米国のリーダーシップは必要不可欠です。もしも米国の支援がなかったら、モスクワからの猛襲を受けたウクライナの希望は、どれほど前についえ去ってしまっていたことでしょう。(中略)
皆様、米国の最も親しい友人、トモダチとして、日本国民は、自由の存続を確かなものにするために米国と共にあります。それは、日米両国の国民にとどまらず、全ての人々のためにであります。
★私は現実主義者、法の支配は国益
日本国民は、これらの価値に完全にコミットしています。人権が抑圧された社会、政治的な自己決定権が否定された社会、デジタル技術で毎日が監視下にある社会を、私は我々の子供たちに残したくありません。(中略)
今この瞬間も、任務を遂行する自衛隊と米軍の隊員たちは、侵略を抑止し、平和を確かなものとするため、足並みをそろえて努力してくれています。私は隊員たちを称賛し、感謝し、そして、隊員たちが両国から感謝されていることが、私たちの総意であると知っています。
★自由と民主主義の仲間、米独りでない
日本は長い年月をかけて変わってきました。第2次世界大戦の荒廃から立ち直った控えめな同盟国から、外の世界に目を向け、強く、コミットした同盟国へと自らを変革してきました。
日本は国家安全保障戦略を改定しました。インド太平洋地域の将来の安定に関する不確実性が、私たちの政策、さらには考え方自体を変える契機となったのです。私自身、日米同盟を一層強固なものにするために、先頭に立って取り組んできました。
★同盟の抑止力、かつてなく強力
日本は、ロシアによるウクライナ侵略を受け、強力な対ロ制裁を実施しています。ウクライナに対し、対無人航空機検知システムを含む120億ドル(約1兆8000億円)以上の援助を表明してきました。
このシステムの供与は、北大西洋条約機構(NATO)による支援策の一環であり、そう、日本は地球の裏側にあるNATOとも協力しているのです。
さらに2月、荒廃したウクライナがこの苦難の時を乗り越えることを支えるべく、私はウクライナの経済成長と復興のための会議を主催しました。日本はこれからもウクライナと共にあります。
日米首脳会談の主な合意内容(時事エクイティ)
地政学的な状況が変化し、自信を深めるにつれ、日本は米国の最も近い同盟国という枠を超えて、視野を広げてきました。日本はかつて米国の地域パートナーでしたが、今やグローバルなパートナーとなったのです。
日米関係がこれほど緊密で、ビジョンとアプローチがこれほど一致したことはかつてありません。今日、両国のパートナーシップは2国間にとどまりません。
例えば、米国、日本、韓国、オーストラリア、インド、フィリピンによる3カ国間や4カ国間の協力、さらには主要7カ国(G7)を通じた協力や、東南アジア諸国連合(ASEAN)との協力が挙げられます。
“日米韓首脳会談” 3か国の連携強化へ(2023/8/18)
日米韓の首脳は、3カ国のパートナーシップの新時代の幕を開くため、昨夏、キャンプデービッドに集いました。このような様々な取り組みから、多層的な地域枠組みが生まれ、日米同盟はその力を増強させる役割を果たしています。
(※キャンプデービットのサインが10日に出されておりました。今回の日程にはないので不思議でしたが・・)
そして、同志国と共に「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指しています。こうした努力に対し、ここ米連邦議会では、超党派の強力な支持がいただけるのではないでしょうか。(一部転載終了)
(参考記事)
日米首脳会談の主な合意内容(時事エクイティ)
★最大の対米投資国、雇用100万人創出
★AI・量子・半導体で世界リード
★堅固な同盟と不朽の友好誓う
上記の3項目も割愛させていただきますので、お読みになりたい方は元記事でどうぞ・・・
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≪目次≫
今回は3回に分けて掲載させていただきます。
◆馬に乗るとも 口車に乗るな(1)~(上記)
◆馬に乗るとも 口車に乗るな(2)
◆人生は思い通りにはならない
日本の首相、中国を「最大の戦略的課題」と呼び、ウクライナ支援を強調(4/12)