士音の初めての入院生活は約二ヶ月間でした。
あたしはその間1日も絶やすことなく病院通いをしました。
地元からは県内と言えど少し離れてるのに、何回も御見舞いに来てくれた親戚、士音の友達、あたしの友人、学校の先生、塾の先生、本当に感謝しています。
退屈な入院生活で楽しみは友達の面会と毎日の心臓リハビリでした。
リハビリでは、入院でなまってしまった体の体力を少しでも戻すこと、それとどれくらいまで運動しても大丈夫なのか、退院してからの生活のためにもとても重要なことでした。
そこで出会ったのがリハビリを担当していただいた、谷先生でした。
彼女はとても明るく、とても優しく、とても気さくなかたでした。
これは退院後、外来のときに会いに行き撮らせてもらった写真です(^^)
リハビリでは、あたしも毎回リハビリ室まで着いて行き、様子を見せてもらってました!
特に自転車こぐのが楽しいと言ってたのを覚えてます。
その自転車も数分、あとは三段くらいの階段の上り下りを数回…
本当に今まで出来ていたことが、普通にできなくなりました。
そして引き続き痛い検査もたくさんしてました。
特に痛がったのが動脈から血を抜くやつ、首からのカテーテル検査、あ、毎日の血液検査も、朝の5時から取られ、病気のせいでなかなか血管が出ず、あまり上手くない看護師さんにあたったときは7回針を刺されたようです(´×ω×`)
毎日の退屈な生活、コンビニにも行けない、お風呂にも入れない不自由さ、そして食事が減塩食で美味しくない!
ずっと色んなことを我慢した入院生活でしたが、これも、良くなるため、早く退院したいために頑張ってくれてました。
あたしはその間、ネットで病気のこと、色々調べました。
が、おそらくこの病気だと言われた病名で調べると、あまりいい事は書いてなくて、途中からはしらべるのもやめました。
まだ色んな可能性を夢見てたからです。
もしかして薬でよくなるかもしれない。
移植なんてしなくて済むかもしれない。
だってこれ以上悪いことばかり起こっていいわけないんやから!
きっと良いことだっておこるはず!
入院生活、そしてあたしの病院通いはこうやって続いていきました。