復縁は突然に!

先日、悩める既婚者を行政の力で救おうとブログを書いた所でしたが…。(´∀`)
ひとりの相談者から、別々に生活していたご主人が突然帰って来たと報告がありました。

女性が離婚を望まない場合、ほとんど離婚に至らない事はほぼわかってたんですが、やはり、嬉しい話を聞くとほっとしますねー。(´∀`)

でも、ここから第3幕の始まりです。
結婚して、離婚しそうになって、再度結婚生活挑戦!

嬉しいながらも、ここは気を緩めず緊張しているご様子。
それでいいんです!
緊張感を持ちながら、末永く幸せに暮らして頂きたいです。

さて、この方の経緯をご紹介しても良いと言う許可を頂きましたので、少しだけご紹介しましょう。
既婚者の話ではありますが、未婚者の復縁希望者にも十分参考になるお話ですのでお聞き下さい。
 

但し、私はこの方に有効なアドバイスをしたという事はありません。

復縁した皆様は全員そうなんですけど、私のアドバイスやヒントに依存しなくても、自分の力と運で解決していらっしゃいます。

今から2カ月近く前、この方は度々私のブログに登場する自分からどんどん仲をこじらせて行く「自滅型」であると言う告白から始まります。

この自滅型は、端で見ていると「自分からどんどん別れる方向に持って行ってるじゃん」と言う行動や言動を繰り返して自分でも止められない状況です。
この方の場合も例外ではなかったのですが、男性が腹を立てて別れを告げる時のパターンと言うのはそんなの多くありません。

「終わった事をいつまでも責め立てる」

もう、これはタブー中のタブーです。
でも、女性は責めたくなるんですよねー。(^-^;ゞ
被害者意識が高いから。

「あんな事をされた」「あの時にあんな事を言った」
それがトラウマになってフラッシュバックすると悩む事になります。
女性は男性が思っているよりも深く傷ついている事が多いのです。

そして、このパターンのひとつの特徴として、男性の方は普段は愛情をたっぷりくれていているのに、喧嘩する時は豹変したように態度ががらっと変わるというのがあります。
その態度の豹変だけで、女性は充分に傷つくのです。

「優しい人だと思っていたのに、本性はこんなもんだわ!これ、DVとかモラハラって奴じゃない?」

頭にチラッとそんな思いがよぎります。

これは言ってもいい事ではないのかもしれませんが、現代人は何かと権利を主張して弱い物を過剰に守る傾向にあると思います。パワハラ、モラハラ、セクハラ、なんでも裁判で争って権利を勝ち取る事ができます。
なにかいじめ的な事件が起こると専門家が出てきて「あなたの周りでもこんな事はありませんか?」など。

話は逸れますが、今年のゴールデンウィークは史上最高に長い10連休という、働く者に取っては最高の環境が与えられました。
同時に、ゴールデンウィーク明けに「お休み終わったんだー」と言う落胆で会社に行きたくない。
日曜日の「サザエさん」を見ていると憂鬱になる、アレです。
テレビで専門家が「そう言う人達の心のケアが必要」と言っていた時には呆れました。

「そんなん、自分のさじ加減じゃん!!」

災害などの事故で死の恐怖を味わってフラッシュバックが起こる、と言うなら心のケアは必要です。
私もそれは必要な事だと考えています。


でも、休み過ぎて次の日の出勤や通学が憂鬱なんて事、誰の責任でしょうか?
私達昭和生まれは、学校も仕事も土曜日は休みではなかったのです。
時代は平成を過ぎ、令和を迎えて「半ドン」とは何の事か知らない、そんな脆弱な世の中になって来た。
それに甘んじて本当に大丈夫なのか?

昭和のお母ちゃん達はもっと強くてたくましく、旦那に怒鳴られたりちゃぶ台をひっくり返されたくらいで傷ついたりしません。
おしとやかな奥様でも、黙って平気で旦那の投げた食器を片付けます。ムカつきながらも!
陰で泣いている弱々しい奥さんですら、泣いた後はケロッとしている。
だれも「トラウマ」なんて言葉すら知りませんでした。

そんな奥様達は、子育ても終了して余裕ができた時点で自辛抱できなくなったら、毅然と離婚届を自分から夫に提出します。
その年齢になると、旦那は悠々自適の定年退職、貯金がごっそり残っています。
それを半分かっさらって余生を楽しむのです。
のほほんとしていた旦那はそこで初めてしっぺ返しを食らう、と言う図式が多かったのです。

ところが、現代は女性の権利とか主張とかを早めに出してしまうため、充分な準備もできず、男性の方はもっと強く押さえ込みにかかってしまいます。
しかも、退職金もなく、不況でボーナスもスズメの涙では、財産分与で半分もぎ取っても養育費を支払ってもらっても、自分が身を粉にして働かなければ子供を抱えて行きて行く事は困難です。

まだまだ、女性の権利や主張、トラウマを理由に旦那に反旗を翻しても、普通の女性が完全勝利を治める世の中ではないのです。
それなのに、専門家が夫婦喧嘩に首を突っ込んで「早めの処置を!」「DVやモラハラを許すな!」「どんな時でも自分を守りなさい!」と、大勢の「そこまでしなくても耐えられる人」にまで訴えかける事が良くないんじゃないかと思うのです。

もちろん、早めの対処が必要な人もいます。
でも、その他大勢の「そうでもない人」はどうなんでしょうか?
ちょっと我慢するだけで、もっと大きな悩みを避けられたのに…。

実際、この相談者の方も、ご主人からのモラハラを責めまくった事をものすごく反省しています。
「自分がやり過ぎた」と。大後悔です。実はそんなに権利を主張しなくても十分強いんです。
 

私もそう後悔した時期がありました。

確かに嫌で、思い出したくない状況ではあったけど、離婚するほどの事なのか?

結婚生活と引き換えにするほど嫌な事なのか?

こういう事で相手を責める時には離婚覚悟で言わなければなりません。

自分が訴える事で、相手が理解して改善してくれると言う保証がない限り、この辺は慎重にするべきなのです。

そうでないと、お互いが結婚生活を続けて行く事が難しいと言う判断に繋がるからです。

腹立つ度に、または全然関係ない時でも、その時の事をリアルに思い出す事。
これがフラッシュバックというものですが、死の恐怖のフラッシュバックで無ければ大した事ないのです。
激しいDVに関しては、死に繋がる事もあるので放っておけない場合も多いのですが、喧嘩して頭に血が上ったり心が凍り付くようなフラッシュバックは、放っておいて良い場合も多いような気がします。

 

普段、愛情深く優しい人が怒りで物を叩き付けるのを見るのは確かに衝撃的かもしれませんが、それで深い心の傷を負うようでは元より結婚に向いてないような気がします。

長くなっちゃったので次ぎに続きます。(^-^;ゞ