前回、「次があるか?」と、締めくくりましたが、ありましたねえ。(;^_^A
さて、今回は「復縁業者」について考えてみます。

以前から「復縁業者」については度々書いてきました。
以前から私が否定していた復縁業者は、復縁に関してお金を取る全ての業者を指していました。

例えば、復縁マニュアルを販売する業者、復縁に特化した相談を一回のメールのやり取りをするたびにポイントを買わせる業者なども含めていました。

このような業者は復縁のプロ」とは言い難く、単なる情報の寄せ集めだけで対応する、長期的にお金を搾り取る仕掛けを作っているにすぎませんでした。
このような類の料金は比較的リーズナブルで、始めやすいという特徴を持っています。

今回は「復縁工作」を行う業者についてです。
この復縁工作はべらぼうな金額を徴収します。
なぜでしょう??

その前に。
みなさんは復縁工作って何者が行っているかご存じですか?

復縁のプロ??







復縁工作を行っているのは、ズバリ、探偵業者です。
そこを「復縁のプロ!」とうたっているのが巧妙なところです。
彼らは復縁のプロではなく、工作のプロなのです。

工作って何?って事ですけど、なんだと思いますか?

推理小説などで出てくる「アリバイ工作」ってありますよね?
アリバイ工作は殺人事件においてトリックの一つですが、犯行を隠すために事実をでっちあげる事ですよね。

つまり、事実を工作するのです。
テレビ番組でいえば「やらせ」ですね。

「やらせ」も「アリバイ工作」も人が無理やり作った、真実と違う事実がそこにあります。
作り上げた事実には「嘘」があるという事です。

一つの例ですが、復縁の工作員と呼ばれる人は、偶然を装ってターゲット(依頼主が復縁したい相手)に近づき、親しくなり、その人の事を探るスパイのような事をします。

友人として復縁を勧めたり、相談に乗ったりするのだそうです。
もちろん、相手の反応からどうしても無理な場合は強行はしないそうですが、そのくらいで相手が復縁になびくならそんなややこしい手を使わなくても復縁できそうな気がしますけど…。

なんと、このようなスパイ活動の小芝居で、復縁が成功したら数百万円単位の金額が請求されます。
200万円とか300万円とか…。

でも、実績としては年間に数百件の成功事例があるんですって!
真偽のほどはわかりませんが、どういうカウントの仕方なんでしょうかね?




さあ、この金額を皆さんは「ぼったくり」と思いますか?

この金額がぼったくりかそうでないかは、この復縁工作業者が探偵業であるという事を考えれば納得できると思います。

では、探偵業の事を考えてみましょう。

私自身、探偵を雇ったことはないのですが、探偵業を雇った人からの話、そして探偵業をやっている息子を持つ人に話を聞いてみました。

探偵の仕事は、誰かについて調べる事が基本です。
・その人の本名は?
・その人の住所は?
・誰と住んでいるか?
・どんな姿をしているのか?(写真画像を提示)


まあ、探偵業者にしか許されていない権限もたくさんあり、そのテクニックだっていきなり習得できるものではありません。

そして、これらの情報を集めるのに数日間かかることもありますねよ。
その分の実働時間を、考慮した金額を計算しなければなりません。

尾行、盗撮、盗聴などは、法的に一般人ではできず、業務上の許可を取らなければなりませんし、スキルだって必要です。
探偵業に必要なテクニックを教えるスクールもあるそうで、まずはそこに通い、知識を得て試験を受けて合格することから始めます。

そんな人たちを何人も数日間に渡って使うのですから、当然経費もかかります。
復縁させるのに3か月かかったとしたら、200万円くらいかかっても高いとは言えません。



私は、復縁を望むことを否定はしません
でも、どのような形で復縁するかという事は、大事なポイントだと思っています。

復縁工作の約束の中に、工作して復縁したことは相手には一生内緒にしておかなければならないという約束事があります。
これは、依頼者のためというより、工作をした事がバレてターゲットが腹を立てて業者を訴えたりすることを防ぐためだと思われます。

ターゲットにしてみれば寄ってたかって「嵌められた」という事になりますからね…。

こんないかがわしい最後を迎える復縁で本当にいいのでしょうか?

これは、こんな事を商売にしてぼったくろうとしている業者が悪いのではありません。
前述したように、業者はぼったくっているのではなく当然かかる経費を請求するだけです。
その条件の中にに後味の悪い秘密を持たされるだけにすぎません。
それは、お金を払うあなたがすべて選択している事です。

さあ、お金関係なく、あなたは年に数百件の復縁をこなしているプロに頼みますか?
それとも、自分で解決しますか?

そこまでして復縁してその先に何があるのか?
を含めて、一度きちんと考えをまとめた方が良さそうです。