復縁のための自分磨き、よく見かける事例ですよね。

大体、復縁したいから自分磨き、なんてどうなんでしょうか?
復縁するしないに関わらず、自分磨きは常にしなくてはなりません。
「復縁」というご褒美がないと自分磨きができない人が、そう言うのだと考えています。

復縁するために綺麗になってやる、かっこよくなってやるとか、頑張ってる姿をあの人に見てほしい、とか考えて自分磨きをしている人はやめた方がいいです。
そんな人は、復縁できそうになければ自分磨きをやめてしまう可能性があるから。

とは言え、失恋をきっかけに自分のために自分の生活を変えるのはアリでしょうかね。
ヘアスタイルを変えたり、ファッションを変えたりのイメチェンも良し。
凹んだ自分を奮い立たせて、気分を変えてくれる効果はあります。

ただし、その程度のものはそんなに長くは続きません。
新鮮味がなくなれば、自分でも飽きてしまいますからね。
ヘアスタイルを変えても髪はいずれ伸びてしまうし、自分磨きの難易度が高すぎて投げ出してしまうなんて本末転倒。

自分磨きは復縁のためではなく、自分の傷ついた心を元気にするためにしてください。

例えば、別れた相手が、自分の知らないうちに色々な新しい事に興味を持ったり、服装が変わっていたと仮定しましょう。
相手はどう思うでしょうか?
そう、自分の身に置き換えて考えたらいいと思います。

例えば…。

あなたは、度重なる恋人の嫌な面に耐えられず、別れを告げました。
ちょっと寂しいけど、相手と別れられてホッとしています。
そして数ヶ月後、相手から連絡が入り、久しぶりに会いに行きました。
すると相手は…。

新しい職場に代わっていた。仕事をすごく頑張っているそうです。
そして、以前とは全然雰囲気の違う服装と髪型になっていました。
話し方もちょっと代わっていて自分への気遣いも見受けられました。

というシチュエーションですね。
さて、この相手をあなたはどう思いますか?

私なら「お。以前とちょっと代わったな。どうしたのかな?」と思うけど、今これ以上あまり関わらないようにしょう、と思います。
だって怪しいじゃないですか。
髪型と服装が急に別人なんですよ?
私は友達や恋人が激変したらギョッとします。

不潔だった人が清潔になった、とか、ニートだった人が働き始めた、とか、借金を全額返していた、という、マイナスからのプラス要素なら少し見直します。

それでもすぐに復縁、とはならないですよね。
だって、それが続くかどうかなんてわからないんですから。
そうなれば半年から1年以上は観察する必要があります。
そのうちに別口でいい出会いがあれば、そちらに専念するでしょう。

自分磨きは自分以外の何かのためにやるものではありません。
強いて言えば、毎日きちんと過ごす事、昨日より良い一日を過ごそうとする態度こそが自分磨きです。

本当の自分磨きは、お金もかからない、昨日と見た目も変わらない、あなたらしい一日を誇らしく過ごす事。たったひとりで。

あなたはひとりでも自分を磨けるし、一人でも幸せになれるし、一人でも戦えます。
今は、パートナーを失って力が弱まってるかもしれません。
でも、無理をする必要はない。
目標はたったひとつ。昨日より今日、今日より明日を、素晴らしく幸せな日にすればいいのです。

誰が見ていなくて良いじゃないですか。
あなたがあなたの事をしっかり見ていて、自分で評価できれば。

それが、真の自分磨きではないでしょうか?