~続く2020年1月某日~

 

 
前回のレッスンで☝ひどい有様を見たD先生は
まず
誘導の仕方から直していこうと思ったようでした。
 
ダメな私を直すD先生の処方箋レッスン、
この日はやった事のない、
難しい練習でした。
 
 
 
こんな形状。
クロスバー障害が2つ、ほぼ直角にくっつけてありました。
なにこれ・・・・
 
とりあえずD先生様の指示によると、
 
向かって右側のクロスを左手前で跳び、
速歩に落として手前変えて
右手前でもうひとつの 向かって左側のクロスを跳ぶ。
8の字でやり続けろ、というものです。
 
 
私はこの時期、右手前でも左手前でも
非常に高確率で
基本姿勢がS字なみっくん号に、
右に切られていました。
直近の試合でダメだったパターンも
何センチの競技でも必ずコレでダメになりました。
誘導の仕方、まずはここを克服する練習です。

 

 
 
跳ぶ前にまず、
フラットワークで左手前の走り方(誘導の仕方)

丁寧に丁寧に教えてもらいました。

 
誘導の正しい腕の使い方が私はまだうまく出来ていないので
フラットワークでそこをしっかり理解させてから
これを跳んでいきます との指示。

 

 

しかしこの【新しい腕の使い方】

今の私にとっては新しいやり方だったので

教えてもらっても今までの方法や

右手前でのやり方をやってしまったりして

混乱の連続。

 

20×20の輪乗り状態から10mの輪乗りを

この新しい腕の使い方でやって、

間違うたびに何度も何度も注意されつつ

とりあえず覚えていきました。

 

 

 
跳ぶ前には
左手前は、
この馬は向きにくいし、私も大概
向けるのが遅い という
今の私(ら)の悪い状態をハッキリと説明してくれました。
私が向けるのが遅いと
左姿勢を取るのが間に合わず、
楽な右方向へ行ってしまうのです。

 

なので左手前 跳ぶ際には

馬を正しい軌道に乗せる(向ける)タイミングを教わります。
 
みっくん号の場合、
通常姿勢の馬より少し早い段階で左に向けさせる必要がある ということを
繰り返し言ってもらいました。

 

 
 
何回も何回も、
この障害にトライしながら
・習った向かい方を正しく実行すること
・慌てないこと
・正しいタイミングを掴む
ようにしていきました。

 

 
左手前の誘導の走り方は少し出来たとしても
いざ障害を前にするとやはり慌てて、
曲がるタイミングを間違える。
 

でも、D先生は

 

大丈夫、失敗しても何度でもやりなおしていいんで

慌てないでいいんで

 

本来の怒号ではなく、

めっちゃくちゃ気を使って極上の優しさ成分配合で

根気よく付き合ってくれました。

 

前回のレッスン後、

ミーティングして私が心の痛みを大泣きしながら全部打ち明けたので

私が精神的に大きなダメージを負っているいるのが真面目にちゃんと解ったらしく、

教え方や私らの見方を変えようと思ったみたいで。。。

 

D先生にも自分が思う教え方(ポリシー的な)があるだろうから
こうさせるのは非常に私もつらかったのですが、
私ももう精神の限界で、
自分のつらすぎる思いをもう耐えることは出来なかったのです。
 
教える方もやりずらく、私達にとって本当に辛い時期でした。
 
 
 
もし跳べたら右手前に変えてもう一つを跳びますが、
 
こちらは
逃げ道にしたい右側が先ほどの障害があって行けないので跳ばざるを得ない、という単純な理由で、
みっくんは跳びます 
 
なので、ひとまずは左手前のことに専念してやれました。
 
 
 
跳べずに苦労するのが
せめて片方1つでヨカッタ…と思ったりもしたのですが、
 
とりあえず左手前が落ち着いて跳べてくると
次の欲が出るのですかね、
ここで私は、
あることをふと、思いました。
 
 
2つ目の右手前のはあまり苦労なく跳ぶけど、
私、1つ目左手前のを跳んだあと
なんかわちゃわちゃして
わちゃわちゃしたまま右手前のに向かってるから、
右手前のやつ跳べても
なんか『出来た❗』て気持ちがスッキリしません、と。
 
『ああ、そこですね』
あっさりとD先生は言いました。
 
『左手前の1つ跳んだら、外引っ張って馬を戻すんです』
 
おお。
なるほど。
そこでそれを使うのか。
 
 
 
初めて教えてもらった話ではなくて、
過去に1度だけ、練習中に出来たことがあるやつです。
まだまだ身に付いていないモノで
この時全くやっていなかったことだったので
『なるほど』と思いました。
 
D先生の言うままに、やってみました。
 
1つ目の跳んで馬を戻す。
 
先生の言うように『戻った』らしく、
 
確かに右手前に向かうとき
持っていかれたまではなく、ちゃんと向かえて
結果 踏み切りも合うので気持ちよく跳べました…!
 
な、なるほど、、、
 
この【戻る】、
頭がスコン と下がったバージョンだと
見た目的にこちらも『あ、戻った』とわかるのですが、
跳んだ興奮が冷めていない風に、うがうが・・と頭が上がっていると【戻って】るのかどうかがよくわからなかったのですが、
それも【戻ってる】になると言ってました。
(試合会場とかで、こうして走っている人馬をよく見ると思います)
 
なんていうか、
頭がその風でも、体全体としては戻せてる、というんですかね。
【戻った】かいなかは
頭の高さの見た目ではなく、
跳ぶ前の落ち着いた駈歩になっているかどうかで察知する感じです。
 
 
その後は
 
『跳んだら戻す』は確実に毎回やり、
 
右手前は
内を開く誘導で良い
(S字姿勢でただですら右を向いている馬なので、他の馬に乗った時にやるように普通に向けるとミーレスでは向けすぎになってしまう為に開く程度にしている)
 
外の左手持ちすぎな時には
それで馬が前に出れなくてスムーズに跳べなくなって合わなくなる事が何回かあったので
左手を持ちすぎないようにして
右手前の問題を解決し、
 
この日の目標、8の字をさせる事が出来ました!
 
言葉にはしないんですが、
二人の間で【結果、良かった】という空気が流れました。
笑顔でこうして終われるなら、
あの時、ぶつかって全部話し合って良かったと。
 
 
初めての練習内容で怖かったし
すぐに出来なくて精神的につらかったけど
(D先生がいくら優しくしてくれても、根気よく待ってくれても、
やってみましょうと出た指示をがすぐには出来ない・出来るまでに時間がかかることがとにかくつらい)
 
だからこそ、
こうして1ヶ月以上経ってても昨日のことの様に書けるほど自分の記憶に残る大事なレッスンでした
 
 
この日に得た合言葉、
【跳んだら、戻す!】
 
 
続きます…!
 

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