この3月で私の師、D先生が

クラブを辞めました。
 
D先生との最後の1ヶ月の記録。
全9回です。

 

 

~ほぼ、完成~

 

 残りレッスン2回

 

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~2020年 3月某日~

 

今目指したい跳び方を体に染み込ませる為に

反復練習は続きます
 
この日は前の枠で使用したいた1台の障害をそのまま使用。
 
1台であろうと高さがなんであろうと、
やることは変わらない。
 
今まで習ってきたことを、
全て実行していきます。
 
 
 
なにげ、
障害に向かう時の
【柔らかい駈歩】がキーだったりする。
 
馬が焦らず同じリズムで向かい、
ふわっと跳ぶ事が目的なので、
 
向かう駈歩も
鼻息荒く乗ったり走らせたりはしない。
気持ちはあるけど
一生懸命になりすぎない、というか。
 
人馬共にリラックス状態なんだけど、
遅いわけではない駈歩。
 
ふわっと、
自然に、
キツ過ぎない手綱だけど、
コンタクトとしてはちゃんと繋がっている駈歩が必要。
 
やはり跳ぶ以前に
 
そもそも
この向かう駈歩がドンピシャ出来ていないと
跳ぶ時不安になるわけで。
馬だって、焦りながら向かったら
待てるもんも、待てないわけで。
 
だからこの駈歩が、マジ、大事。
 
 
真剣に【リラックス】を気を付けながら、やる。
 
 
 
『その雰囲気のまま、これ跳びましょう(^_^)』
ジャンプに入ります。
 
低クロスバー→高いクロスバー→垂直80cm
それぞれを
両手前づつ、跳びました。
 
 
 
みっくんの元の悪いクセ【右に逃げる】を意識しすぎて
左手が強くなってしまう回が1回ありました。
馬が変なクセ出てない時は、それだとやりすぎ!馬の雰囲気に合わせて!』
 
 
そうか。
もう、人馬共にだいぶ勉強して成長しているから

昔ほど強く阻止作戦をやらなくても

【切らせない(ちゃんと跳ぶよ)雰囲気】が
自分らに漂っているのが感じるから、
D先生の言うように
昔ほどやると今度はやりすぎになるんだな…?
 
だとしても、完全に信用し切ることはできないから・・・
習ったパーツ(注意事項)を
全部薄くやる感じですかね?
『そう!そういうこと!』
了解です!
 
全部を薄く…全部を薄く…
なんかヘンなことしそうじゃなければ、
強くはしない・・・・・・
 
これにより、
誘導軌道の読み間違いで踏み切りがちょっと近くなってしまう時や
少し足りなくて馬が飛び込んでくれた時もあれど、
基本的に私のやりたい
・【ランニングさせない】
・【待たせる(待つ)】
・【ギリギリで放さない】
・【ハミをかけたまま跳ぶ】
出来た状態でどれも跳ぶことが出来ました…!
 
この日の最後には
ここまでリードバーを置いて練習していたのを
総まとめといわんばかりにリードバーをなくして、
かつ、
垂直の80cmでやってみて
きちんと出来たので
 
D先生からも
『うん、このやりたかった跳び方は
もうだいぶ覚えたと言って良さそうですね!』
そう言って貰えました!
 
はい、、、
私も実感しました……!
週をまたいでも同じように出来たということは
ほぼ大丈夫、と、思います…!
 
自宅に帰ってから 
この開花した最近の跳び方を初めて動画で確認しましたが、
見てでも跳ぶ時の正しい手綱のちから具合と馬の様子が甦り、
同じことが何回でも再現して跳べる感覚があるので、
もう覚えたと思う。
 
欲を言えば、【手を前に】が欲しいかな?
拳の随伴はもっとあった方が良さそうだが…?
まあ【障害の全ての完成形】ではないからこれはまた追加でD先生に確認するとして、
まずは【踏み切り】を攻略したことを、
進化出来たことを喜びたい!
 
 
この踏み切りだと、
踏み切る瞬間、馬なりにせず人間の意思で
良いあんばいに待たせて踏み切るので
跳ぶ時がちょっとスローに感じるんですよね。
 
だから馬の様子がよく見えるし、
だから跳ぶこと自体がこわくない
から、
楽しいと感じられる!
 
Before だと、
飛び越えていても勢い任せだったから
跳ぶ瞬間が全く見えなくて記憶に残らないんですよ。
だから、
『楽しい』と思う気持ちも、全く生まれない。
(もともと馬場でも乗っている最中は勉強している気持ちの方が強いので、どんだけ上手く乗れてても『楽しい~』と思うことが少ないタイプなんですけど・・・)
素人が傍目から見たらどちらも【跳べてるじゃん】に見えるんですが、
乗り手にしてみればこれは全く違うものなんです。
 
たしかにこれなら【跳べる確信】が確かなものと感じるから、
この楽しさを確認したくて
こわがりさんの私ですら
『ね、もう一回だけ跳んでよい?(^_^)』て
言いたくなるよね。
 
この感じ・・・・・
馬場でハミ受けがわかった時と同じ感じがする。
 
あれかな、乗馬の技術の大きな境目って、
馬場だと【ハミ受け】で、
障害だと【踏み切り】てことなのかも?
 
それが出来るようになるまでかなりかかるし、
へたしたら人によっては
永遠に理解出来ないかもしれないくらいのことだけど、
もし出来た日には。
かなり一旦だいぶ楽になる技術。
 
それをさせてなくても馬は動くけど
それをさせてなくても馬は跳ぶけど
もしさせれてたら
ハミ受けも、踏み切りも
【馬をコントロールする技術】だから
攻略出来ると一気に怖さが激減する
という点が非常に似ている。
 
 
どちらも拳の中のちから具合の出来事だから
素人には外から見ても理解出来ないことなのも共通だしな・・。
 
 
自分の障害の練習のオチが
こんな話だったとは思わなかったw
 
『勝ちました~』みたいな結果が障害の練習記録の結末かと思ってたけど
違うっていうww
 
 
でも、よくよく考えると、
こっちの方が私らしいですねw
 
もともと私のブログは練習記録のブログではなく、
『乗馬を研究して 素人が解き明かす』
というのが趣旨ですしw
 
 
なお、
コース走行である場合は、
この柔らかい駈歩のペースが速い版なだけ なのだそう。
 
ペースが速かったとしても、
今回の状態と同じ、
馬が冷静さを失っていない状態を保持する
のだと。
 
冷静さを保持するのは人間もです。
柔らかい駈歩をするのは、たしかに、
冷静じゃないと出来ないんですよね。
馬は結局人間の乗り方から伝染、指示によって動いてるから
【人間が~】という話なのかもしれないんですが。。。
 
 
ペースが速くても、
トんじゃっている場合の【速い】と
冷静な場合の【速い】は別物。
 
 
冷静さが保たれた【速い】だと、
1個跳ぶごとに一瞬はイキオイ付いても、
着地の次の歩で人間が【戻せ】ば、ちゃんと【戻って】くる。
(何回か前の練習で連続障害でここも体感しました)
 
この状態にしたいなら、馬の冷静さを保ちたいなら
毎回跳ぶごとに【待たせる】を使って
意識が全部フッとんでいかないようにさせる。
 
乗り手にしてみると、
毎回跳ぶごとにちゃんと冷静な跳ぶまでの【その子】に戻ってくれると、
次の障害がたとえ連続障害であっても
単品に見えるんですよね!!!
(何個跳んでも、全部が第一障害みたいに見えるというか)
 
ここにも、ほんと、
体感してマジで感動しました。
 
 
自分の精神修行だったような気も、しないでもないが・・・
どうなんだろう?w
【障害前2歩目】の瞬間に冷静でいる修行というかw
 
 
ただ乗っかって跳ぶだけの初期段階だと
高さ的に馬も人も冷静さを失うということがあまりないと思うので
これらは
80cmからのキモということになると思われます。
 
90cmまではやったので、
90cmも同じなので、
私はわかりませんがおそらく、
 
1m超える時にまた注意点がいろいろと増えていくものなのではなかろうかと推測します。
 
 
 
【追記】
望み通りの跳び方は出来ていた中で、
なおかつ更に
このレッスンで初めてわかった(覚えれた)ことがありました。
(これでもまだ【初めて】が出てくるのですよ・・・wおそろしやw)
 
障害に向かうカーブの描き方。
 
みっくん用に習ってきた【馬の曲げ方】の進化バージョンです。
 
左手前で
左手を肘から引いて曲げますが、
同時に右手も掛けておくと
ナチュラルで無駄な遠回りが無い軌道を描けつつ、
切らせることもない
というもの。
 
私はみっくんがもともと左に向きづらい子だから
曲げ過ぎ気味にカーブを曲がっていて
ちゃんと左に曲がったところで障害真っ正面軌道に合わせていたんですが
それだとカーブを結構奥まで行ってから鋭角に曲がる感じになる。
そこを、
 
左手、やってて良いけど
なおかつ 同時に右を掛けといたら
 
その左と右のちからバランスで
きちんと左には向きつつ、かつ、
無駄に遠回りせず、正解軌道に自然に乗れる
 
といった感じ。
 
うわ~……!!!!!(*;゚;艸;゚;)
 
と感じるほど、
最高な(良い)操作感なんですよね、これw
上手い感充実 というかw
 
D先生いわく、
『それが本来の操作だから』
だそうな…!
 
ですねw
そうなんであろうことは、
めっっっちゃ感じてました、さっきw
 
いやいや、
これは絶対最初からは
わかることじゃないってばよ~(笑)
 
 
でも、
この障害への向かい方追加で、
さらに達成感は最高潮に達しました。
 
 
今月D先生が伝えたかったことは、完成した。
した。大丈夫。
 
習ったこと全部を薄くやりつつ、
馬のその時の様子に合わせるのね。
かしこまりました!
 

 

 
本来、
来月もさ来月も・・とD先生のレッスンが続くのであれば
やっと理解したこのキモを使って
次はいろんな形状の障害、
といくんでしょうが、今月で終わりなので
切りが良いところで終わりを迎えそう。
 
来週、ラスト2回。
 
大丈夫かな。
いや、多分、だいじょばない自信、ある。
 
ラストの日、朝10時から号泣する会員がいたら
そのあとみんなつられて泣きそうだよなw
 
まあいっか!
自然が一番!
 
 

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