もうすぐ、夏至。
いつからか夏至は何か特別な覚悟を決める日にしている。
まだ若かった16歳のあの頃。
当時大切にしていた人が事故で死んだ。
なぜかその日、普段は着ることのない
黒のセットアップで全身が黒だった。
友人から知らせを聞いた時に信じられない気持ちでいっぱいだったけど
いま、生きているってことは、死に向かっていることなんだ。と考えられるようになった。
だからこそ、何と共に生きたいか。
何を思い、何に命を使うのかを深く考えることになった。
あれから15年以上たった今でも、
私はそれを考え続けている。