からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))/加古 里子
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からすのパンやさんのうちに、四羽の赤ちゃんがうまれました。
おとうさんとおかあさんはせっせと働きましたが、赤ちゃんが泣き出すと飛んでいって世話をするため、パンは黒こげ、半焼き。
お店はちらかったままになり、お客さんが減って貧乏になっていきました。
やがて、四羽はどんどん大きくなり、売れないこげたパンや半焼きパンがおやつになりました。
このおやつパンが、からすの子供達の間で評判になり、パンの形を工夫したら、さらに大評判になりました。
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からすのお父さん、脱サラしたのか、若い夫婦で店を持ち、あっという間の子だくさん。
4つ子の世話に店が傾き・・・
そうやねえ、近くに頼れるおじいちゃん、おばあちゃんがいるでなし、夫婦で4人いっぺんに乳飲み子の世話をしたら、そりゃあ店の掃除は後回しかもね。
パンやさんの おとうさんは、あかちゃんが なきだすと、とんでいって あやしたり、だいたりするものですから、ときどき まっくろに パンをこがしたり、はんやきパンを つくったりしました。
おお
イクメン！
ならざるを得なかったかもしれないけど、立派なイクメンです。
あんなパンなら おまえたちを おこってるまに どんどん作れるよ。おまえたちも てつだってくれるかい？
子ども達に、店の手伝いをさせ、役割を作る。
こういうの、お母さんにはできないかも・・・。
お母さんは「もう、アンタはいいから向こうへ行ってなさい」とか言いがち。
お父さん、子育ても上手いねえ。
では、からすのお父さんの手相を見せてもらいましょう。
家庭を大事にするお父さんの感情線は人さし指と中指の間に入りこんでいます。
愛情深く、奥さんと子どもをとても大事にします。
愛する子どもの話にも、素直に耳を傾けることができたので、大ヒット商品ができました。
もし、今付き合ってる彼氏、彼女にこの線見つけたら、喜んで下さい
あなたはとても大事にされ、尊敬されます。
「え？うちの旦那にあるけど、大事にされた覚えないで！？」
それ、マヒしてるかも？
幸せって遠目で見たらよくわかるんですよ。
あと、手相見たらね(^^)/