本作品から☆7段階評価で評価していきたいと思いますラブラブあくまでも、個人的な評価ですが・・・私はかなり好みが特に同世代からズレているので、あまり参考にしない方が良いかもしれません。


「ある愛の詩」と言ったほうが馴染みがあるかもしれませんが、これは1970年に公開された純愛映画。今じゃこういう映画って珍しくありませんが、当時は珍しかったのかな・・・

 映画の方はまだ観たことがないのですが、どうやら調べてみると未刊のこの小説を原作として映画の製作が始まり、小説と映画が同時進行で作られたそう。なかなかこういう映画(と小説)ってありませんよね?

 映画の方はアカデミー作曲賞を受賞して、ゴールデングローブ賞も受賞しているとか。・・・でも、私はこの作品名を聞いたことすらなくて涙最近知ったきっかけは、ニコラス・スパークス(『きみに読む物語』で既にブログ書いていますが)を調べていた際にエリック・シーガルとの比較が多かった事。勿論、ニコラス・スパークスの方が後なのですが・・・よく似ている。『きみに読む物語』と『奇跡を信じて』を足して2で割ったのがこの『ラブ・ストーリィ』かな?なんて。

 

 『ラブ・ストーリィ』はアメリカだけで1200万部を売りつくした驚異的な小説。この純愛小説は「どう言ったらいいのだろう、25の若さで死んだ女のことを。」 で始まります。冒頭の一文で、ヒロインが死ぬ事を明かされる。『ロミオとジュリエットも』最初に男女二人が死ぬ悲劇という事が語られるから、もしかしたらそれを意識したのかも。最近じゃ、「彼女が白血病で死ぬ」という設定は多すぎる気がしますが・・・


 私が読んだのは板倉 章訳 角川文庫のものなのですが、後書きや解説を除けば196ページしかない。普段読む文庫本は400近いので、尚更薄く感じます。

 ・・・・でも、個人的には薄すぎたかな~・・・。もうちょっと内容にボリュームを持たせて描いて欲しかった気がしますね。期待しすぎたのかもしれませんが、そこまでいい?というのが正直な感想。個人的な感想ですが、やっぱり私はニコラス・スパークスの方が好み。自然豊かな情景が目の前に広がるからかな。こちらのほうは、あまり映像が浮かんでこない・・・。

ちょっと残念でした。


☆☆☆

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