珍しく、図書館で借りた本じゃありません音譜今大学が試験直前なので、本が1週間しか借りられない・・・。市立図書館のほうは、まだ予約が入ってこない・・・。読む本が尽きてしまい落ち着かないびっくりということで、そういや家にあったはずの(つまり完全に存在を忘れていた)『白い犬とワルツを』を引っ張り出してきました。
 一時期ものすごーく人気がありましたが、最近は下火かな・・・?このタイトルがまた、なんか素敵。先に映画の方を観ましたが、こちらは確か最後に癌にはならなかったはず。何故ラストを変えたのか分かりませんが、原作に忠実に映像化した方がより魅力的な作品になったのになー・・・・。


真実の愛の姿を美しく爽やかに描いて、
痛いほど胸をゆさぶる大人の童話。

あなたには見えますか?


長年連れ添った妻に先立たれ、自らも病に侵された老人サムは、
暖かい子供たちの思いやりに感謝しながらも一人で余生を生き抜こうとする。
妻の死後、どこからともなく現れた白い犬と寄り添うようにして。
犬はサム以外の人間の前にはなかなか姿を見せず、
声も立てない。
真実の愛の姿を美しく爽やかに措いて、痛いほどの感動を与える大人の童話。
あなたには白い犬が見えますか?

 こういう作品を読むとやたらとニコラス・スパークスと比較してしまう私ですが、これも著者の実際の体験を元にして書かれた小説だそうです。著者自身がそう最後に語っています。名前などを多少変えたところもあるが、自分の父親も妻に先に旅立たれ、本当に犬も現れたそう。それを踏まえて読み直すとまた違って見えるかも。

 ただ、残念なのが全く泣けなかったこと。結構「泣ける!」と言われていたのになー。蛇足ですが、今までで本を読んで一番泣いたのってA・リプリーの『スカーレット』を読み終わったときかもしれません。ミッチェルの『風と共に去りぬ』の続編なのですが、両方を合わせると確か全部で9巻に。やっぱり長編って好きです。


☆☆☆☆(7段階評価です)



白い犬とワルツを (新潮文庫)/テリー ケイ
 
¥580
Amazon.co.jp

白い犬とワルツを
¥2,268