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追記です。
今夜(夜中なので、正しくは明日)、NHKのプレミアムシアターでドニゼッティのオペラ 愛の妙薬をやりますよ~。
私は大分前に録画済みです。
アディーナ:ミア・パーソン
ネモリーノ:ロランド・ビリャソン
ベルコーレ:ロマン・トレケル
ドゥルカマーラ:イルデブランド・ダルカンジェロ
ジャンネッタ:レグラ・ミューレマン
<合 唱>
バルタザール・ノイマン合唱団
<管弦楽>
バルタザール・ノイマン合奏団
<指 揮>
パブロ・ヘラス・カサド
<演 出>
ロランド・ビリャソン
収録:2012年5月~6月
バーデン・バーデン歌劇場(ドイツ) だそう。先日観たメトのには敵わないでしょうが・・・。
一応ご連絡でした
オペラは、大好き。
バレエにも興味はあるけど、なーんか(マイムが)よくわからないし、
やっぱりオペラな方が・・・・・・・・な私。
そんな私にぴったり!な本でした。
面白かったぁ(●´ω`●)ゞ♪
オペラ好きとバレエ好き、どちらかに分かれてしまうものらしく
同じ程度にどちらとも好き、という方は本当にごく僅からしいですね。
オペラの専門家と、バレエの専門家の対談形式で
お互いに、素朴な疑問をぶつけあう・・・・・というものなので
入門書ですね。
そうそう、まずタイトルにもあるようにオペラは観るものではなく「聴く」ものです。
だからオペラを「聴きに行く」というのが正しいのだけれど・・・・・
そう言って(書いて)しまうと、オペラのアリア等を聞きに行くコンサートに行く、と思われがちなのが現状で、「観に行く」と普段は言っていますけどね。
まずどうしてバレエに、あるいはオペラにはまったのか?
というのをお二方が語ります。
それで分かったのは、どれくらいビジュアルを重視するのか・・・・・ということが、オペラ好きバレエ好きに分けているのかもしれない、ということ。
驚いたのがオペラ好きの加藤氏のエピソード。
小3くらいに、テレビでたまたまヴェルディのリゴレットの四重唱を聞いて痺れちゃったそう。
後で気が付いたらしいのですが、それを歌っていたのがパヴァロッティだったとか!!!
オペラなんて全く知らなくとも、凄い歌手って、わかるんですね・・・・。
オペラって高尚だ―高尚だーと思われていますが、
娯楽性の非常に高い総合芸術。
ミュージカルの好きな人は多いのに、オペラは・・・・・となる人が多いのが、不思議。
ミュージカルはごく最近できた新しい演劇のスタイルで、
それは今もとても人気のある。一方でオペラはというと、20世紀以降全然人気のある作品が残っていない・・・・・。
って、異常ですよね。
「それはリアリズムに走ったことも原因だと思うんですよね。
そうなると結局、娯楽としてのオペラは、映画に取って代わられてしまう。」
と加藤氏。
それも確かにありそうですね。
現代のオペラ・・・・・・うん、まず観る気すら起きないもの。
(もともととにかく古典好きっていうのが大きいのでしょうが)
バレエとオペラのファンにも特徴があるのか?という対談では
「オペラ・ファンは真面目だ。」と。
DVDとか観て、予習をするから・・・・らしいのですが
私はDVDよりも、とにかくCD。
何か観に行くオペラがあれば、3か月前には入手して
ひたすら聞きます。1か月前には、それを聞かぬ日はないくらい。
だって、曲知らなきゃ面白くないでしょーーーー?
CDをひたすら聞いて暗記をして、でも何を歌ってるんだか全く分からないまま観に行って
ああ、ここ、こんな意味だったんだ!
と知るのも楽しみの一つかなぁと。
但し、これはややマイナーで図書館でDVDを借りれなかった時にしかやりません。
例) ドニゼッティの女王三部作あたり
赤ワイン飲みつつオペラのCDを聞きながら、夜はふんふん鼻歌を歌いながら本を読むのが毎日の日課です。
DVDでオペラを観る時も、かなりふんふん鼻歌歌っちゃう(笑)
オペラなんで、「ふんふん」としか歌えないのが悲しいところなんですけどね!
声、出ませんから!!
・・・・とオペラの話が続いたので、今度はバレエ。
ドン・キホーテってとても有名なんだけど、なーんかつまんなかったんですよね・・・・
たぶん、音楽が良くないから。
と思っていたら、そういう感想を持つ人(特にオペラファン)はどうやら多いみたい。
でも、3大バレエのチャイコフスキーは大丈夫、という人が多いのですって。
あ、まさしくそれ私のこと(*´∀`*)
バレエの『白鳥の湖』が、悲劇とハッピーエンドの2通りあるというのは有名ですが
『ロミオとジュリエット』もハッピーエンドにしようとしたらしく・・・・更にすごいのは
『オセロー』をもハッピーエンドにしようとしたということ(笑)
え、なにそれ(笑)
逆に見てみたいんだけど、それ(笑)
シェイクスピア繋がりでもう1点。
ヴェルディの歌劇≪マクベス≫を、すごく美人で、声の綺麗なソプラノ歌手がやるという話があったとき、
ヴェルディは絶対にだめだと言い張ったそうです。
なぜならば、マクベス夫人というのは、その役柄して非常に醜い声をしていなければならないから。
うん、さすが大のシェイクスピア好きのヴェルディ、わかってると思うよ。
たとえば、ルネ・フレミングとか、アンジェラ・ゲオルギューとかが歌っちゃだめだと思うし。
それ以前にマクベス夫人はメゾソプラノのほうが適していると思うけど・・・
イタリア・オペラが一番好きなので、
イタリア語・・・・ああ、いつか勉強したいな・・・・・・と思っていました、が。
イタリア人でもせいぜい半分しか何言ってんだか分からない、そうです。
ああ、やっぱりか。
そもそも日本語の曲でもあんまり聞き取れていない私。
(音楽になると全然わからん。)
やっぱ無理かぁ。
METライヴビューイングのように映画館だと楽なんだけど、生で観るとなると字幕を追うのがなかなか疲れますよね~。
イタリア語なんて何にも分かんなくとも、台詞の意味って自然と頭に入るから
大して字幕観なくとも、実際なんとかなりますが。
オペラとバレエの入門書の類を読んでると、
共通の作品を使っているものが結構多いんだなということに気付かされます。
本書では4作品『カルメン』、『椿姫』、『マノン』、『ロミオとジュリエット』をピックアップし、原作との比較を交えながら、専門でない方の人がDVDを観てその感想を述べる・・・・という
めちゃくちゃ面白い企画がありました。
あと、素晴らしいのはオペラ好きの人へのお勧めバレエ、バレエ好きの人のためのお勧めオペラが載っていること。
オペラ好きへのお勧めバレエは『ロミオとジュリエット』らしく、観たかったのだけれど・・・!
図書館にありませんでした↓
どうしようかな。次は『ジゼル』か、『ラ・シルフィード』、『椿姫』あたりのバレエを観ようかなと思っています。
やっぱり好きなものはたくさんあったほうがね、人生楽しまないと♪
ちなみに、次に観ようと思っているオペラは、モーツァルトの皇帝ティートの慈悲。
修論があるため時期的にMETライヴビューイングに行くことは不可能なので、図書館DVDですが♪