- 騙しの天才―世界贋作物語/NTT出版
- ¥1,575
- Amazon.co.jp
明けましておめでとうございます!
本年も宜しくお願いいたします。
身体はボロボロの、かなり寝不足な毎日ですが、
んもう、たまらなく楽しい執筆生活を過ごしています・・・・(〃∇〃)
が、身体にとってはストレスでしかないみたい(笑)
ちょっと休憩!で、去年アップできなかった、かなり面白かった1冊を。
桐生操って、一体何冊読んでるのかなぁ。
20冊くらい読んでいると思うのですが、あまりにも膨大な著書なので
どうしても被りまくり・・・・で、お一人で執筆されるようになった今でも
しょっちゅう新刊がでるせいか、ぶっちゃけていうと、最近の著書はあまりにも既刊のものと被りすぎて、うんざりするくらいだったんですよね。
初めて読む人なら十分楽しめるだろうけど・・・・
そんな時に、ジュール・リブレさんが読まれていて知った本書。
世界、というか西洋の贋作&詐欺にまつわる逸話を散りばめたもので、
息抜きにはもってこい♥
めちゃくちゃ面白かったです☆彡
贋作についての知識というのは意外とないものですね~~。
でも、こういう本は知識がない方が、新たに知る楽しみがあるというのも事実で。
知っていたのと言えば、オーソン・ウェルズのラジオドラマ『火星人襲来』事件とか。
これはあまりにも有名ですが、ちゃんと放送中に数回、これが作り話であることを断っていたのですね~。
途中からチャンネルを回してしまった人がパニックを起こしたのだと思っていたけど、なんで聞いてなかったんだ・・・?
ゴッホの展覧会、ゴッホの切り落とした耳を牛肉で作り、説明書きをつけて置いておく男。
日本人、台湾人になりすまし、架空の国の見聞録を作った男。
『ガリヴァー旅行記』みたい。彼のすごいところは、言語を作り上げ、歴史も創作し、それを矛盾しないようにと全て暗記までしたこと。
『ロミオとジュリエット』のような、一時的に仮死状態になる薬ならぬ、催眠術を使用して脱獄をはかる男。
一番面白かったのは、エチオピア皇帝の訪問。
なんと、ヴァージニア・ウルフとその弟までが登場します。
- マルクス兄弟オペラは踊る 特別版 [DVD]/ワーナー・ホーム・ビデオ
- ¥980
- Amazon.co.jp
この映画のモデルになった、バーナーズ街の大騒動も載っていました。
これは知らなかったのだけれど、うん、とても実際にあったこととは思えない
映画向きの内容( ´艸`)
全体的に、楽しい詐欺でいっぱい!の本書ですが、
とても許してはならないものもあります。
それは、『市民ケーン』(観たけど、まったく好きじゃない。)のモデルとなった新聞王ハーストが起こした事件。
当時キューバの独立問題がからんで、アメリカとスペインが一触即発の状態にあったとき、
ハーストはある画家に頼んで、スペイン人による残虐行為を描くようにと依頼します。
そんなものは見つからなかったので、捏造するわけです、それっぽい絵を用意して。
これだけが理由ではなかったのかもしれないけれど、
実際にこの絵が新聞に載ると、アメリカ人は報復を求めて沸き返り、戦争を引き起こすことになったとか。
戦争でそんな「捏造」をしたのは何もハーストだけではないでしょうけれど
人の命をなんだと思ってるんでしょうね?
そんな人物を描いた映画を、アメリカの代表映画として、いや、アメリカ人が好きな映画NO1に君臨している・・・・・ということがね・・・・・。
色事師で有名なカサノヴァは、18世紀最大のペテン師でもあったとか。
- カサノバ [DVD]/ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
- ¥1,500
- Amazon.co.jp
- シェークスピアは欺しの天才/文藝春秋
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
詐欺、贋作関係は意外と関連書があるみたい!
- 詐欺師入門―騙しの天才たち その華麗なる手口/光文社
- ¥1,890
- Amazon.co.jp
結構有名な本らしく。予約中。
今修論ですぐに借りたい本があるのですが、図書館って年末年始やってないのがね~・・・
大学図書館なんて、休みすぎだよね~・・・。4日から空いてよぅ
- 詐欺とペテンの大百科/青土社
- ¥5,040
- Amazon.co.jp
もう、見た感じから面白そう!
- 詐欺師ハンドブック―基礎編から応用編まで/トランスワールドジャパン
- ¥1,575
- Amazon.co.jp
こちらは「悪用厳禁」なハンドブック(笑)
これらは読んでみようと思います♪
- シェークスピアは欺しの天才/文藝春秋
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
偶然、「詐欺」のキーワードで引っかかったシェイクスピア専門書。
これは早速積読中です^^