57歳、あるVR研究者の挑戦。 | 王様の耳はロバの耳

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フランス時代に協力関係にあった、有名なVR研究者Philippe FUCHS(フィリップ・フッシュ)先生。Parisのリュクサンブール公園の隣にあるEcole du Minesの教授です。


この人はVR研究者としても図書を沢山書いていて、VRの基礎理論化に大きく貢献している先生です。でも、それ以上に人柄もよく、そして信じられないぐらいの長距離マラソンランナーなのです。


だいたい100~200キロ級のマラソンをよくやっていて、長期の休みとなると、ギリシャとかまでマラソンで行ってしまいます。とにかく陸が続いているならマラソンでどこでも行く、という感じの人です。


そして今日、所属していた研究室の学生(Fabien)に聞いたニュースです。

とりあえずこのサイトを見てください(音でます・英語)。

「Virtual Plus Reality Challenge」
http://share-vplusr.3ds.com/en/
パリから北京まで、20週、一日85km、マラソンで走りきります!!


今日出発です!
http://www.lexpress.fr/info/infojour/reuters.asp?id=66494&1234


しかも写真を2枚送ると、ヴァーチャルなアバターでリレーを作って応援できるらしいです。
http://share-vplusr.3ds.com/en/build-your-team/


日本だと「5週間も大学休んで…学生カワイソ」とか言われそうだけど、彼はフランスでもスペシャルだと思います。実際、研究者としての仕事もかなりやってるし。


「人間あっての技術」といったことがコンセプトですが、日本のVR研究者も見習ってほしいところです。
(57歳でマラソンはさすがに無理だと思うけど)


Bon courage, Philippe!!