4年前の8月。

私は川口駅近くのドラッグストアに勤務していて、

その年(2017年)初めに

義母と約束をしました。

「お互い、未知の世界を見に行こう」と。体験したことのないことに向き合いましょう、ってね。

 

 

2001年私が嫁いで直ぐのタイミングで緑内障の手術で1日入院した義母でしたが

その事を知った時は正直「もっと早く知らせてくれれば」なんて思う、心臓の病気でした。

※最終的に死因は肺炎とか、別になりますよね。



この頃、夫と私は週末に新幹線で盛岡へ何回も日帰りしました。

面会のためです。

 

既にセラムとビスケを飼っていましたから

(土)の朝に大宮から出発し

数時間面会して帰って来る、を数カ月。

色々納得できない問題はあったけれどとにかく当時83歳の義母を看取ったのでした。


26歳で実母に死なれた私の自慢の義母。

 

当時の手帳を引っ張り出してきました。

 


当時の私。


勤務の間に自宅サロンでエステ施術、

時々メイクレッスンの予約も入るのでそれもして。

 

で、週に3~4日間は1日7時間ドラッグストアにいるという。

 


今では考えられないスケジュール。

 

それでいて、

トレランにも行きたいし

美術館やデパートの催事にもという。

 

それを考えると


 

「仕事したい」と「仕事しなきゃ」がなんだか判らなくなるっていう自分の悪い癖が解決した時でした。


ドラッグストアに入るのが最終手段、

その前は期間限定で数社、化粧品販売員の就活をしましたからね。




「苦しくない」ということをちゃんと選択した時期でもあった。

 

わかるかな。


家族を全員亡くした私は主人と猫たちとの時間をとった。


主人を支える事にしたのだ。誰もが仕事というものに素晴らしい充実感、達成感を感じられるものではないからね。



 

あっという間に「おうち好き」になり

猫たちと一緒にいる時間が増えて

セラムとも多くの時間一緒に居られたんだ!と。

そう。

毎年帰省したおかげで

津波の犠牲になった家族には毎年ちゃんと会うことが出来たから。もう何回も何回もここで言ってる。

 

それでも昨夜

またもや

「この時間になるとセラムが枕元にきて甘えて・・・私はしっぽを触るんだけれど

あしらわれて」

 

どうしても涙が流れる。

止まらなくなってしまい。

 

Facebookが時間関係なく写真を見せてくれちゃうんですよね・・・

 

そうすると2年前の今日、とか

 

3年前の今日、とか。

 

 

とくに「たのしいおやつ」って

出てくるケーキとセラムがお約束で。

それと、なんといっても「へそ天」と寝顔。

 

セラムって

この土地で親友がいない私の

親友だったのか。

ケンカもしたし

とにかく面白い子だった。

 

  悲しいの。

辛いとか

しんどい

ではなく。

とにかくひたすら悲しい。

 

文章にして気持ちを整理して、

主人と思い出を語ることで

1日1日過ごしています。

 

ビスケも一緒にね。