細胞での妊娠は奇跡じゃないと私は思っています。

私と同じ頃に治療を始めた人たちの中には、
もう出産している人がかなり多いし
二人目治療を始めてるような人もちらほら。

もう半数以上の細胞を使ってしまった私には
二人目なんてそろそろ現実的ではないかもしれないけど。

セントのホームページにのってるデータでも
後期精子細胞の妊娠率は30%くらいある。
もちろん流産率もそれなりにあるけれど。
受精して分割して、子宮に戻せる卵ができるなら
もしかしたらいけるかもしれないと思える数字。

今回6回目の移植で、初めての凍結胚移植での妊娠。

たぶん苦戦してるほうなのだろうけれど、
妊娠したことが奇跡といえるほどの数字ではないような。

経過は厳しくても、一度妊娠した経験が
私でも妊娠できるんだ、と思わせてくれました。


それと同時に、せっかく日本に帰ってきて、
九州が近くなったのに1年間も治療休んじゃって、
いったい私は何にうつつをぬかしてたんだろうと
はっと我に返るこの頃。

一時期はもう子供いらないかも、と思っていました。
なかなか思うように仕事に就けなくても、
いろんな趣味に明け暮れて、
それなりに充実してきたからでしょう。
職場も点々としたせいで、次々と環境が変わって
治療へ気持ちが向かなかったのもある。

それと、出産して子育て一筋になった妹を見て、
その姿が私のなりたい姿ではないような気がしたせいも
あったかもしれません。
(妹の子供は食べちゃいたいくらいかわいくても。)


でも根本に返ると、やっぱり子供がほしい。
動物としての本能が戻ってきたのかなぁ?

って今お腹の中に生きている命があるのに
子供がほしいって言ってる自分、変だけど。


本当は信じたいです。
今度の検診で奇跡が起きてるかもしれない、
起きてほしいとずっと思ってる。

希望がほしくて検索魔になっていたら
7週4日までに心拍が確認できれば、赤ちゃんが生き延びられる
可能性ありっていうデータがあると書かれてるのを見つけました。

可能性はゼロではないかもしれない。

何もできないけれど、ダメになったことばっかり考えて
死にたいような気持ちになってしまうけど、
少しでも、信じたい。
お腹の中から、私に伝えようとしてくれているメッセージを
受け止めたいと思ってる。