☆シェエラザードの青い夜(青い夜・ファイナル)
- リムスキー=コルサコフ, キリル・コンドラシン, ヘルマン・クレバース, ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団)
- R・コルサコフ:シェエラザード
- アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, クレバース(ヘルマン), リムスキー=コルサコフ, コンドラシン(キリル), ロンドン交響楽団, マルケビッチ(イーゴル)
- R・コルサコフ:シェエラザード
めくるめく音の絵巻を
これが最後の録音となったキリル・コンドラシン指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の名演でどうぞ♪
(アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の深みのある音色を
キリル・コンドラシンは最大限に引き出している。)
シェエラザードの青い夜
シェエラザードと千一夜物語
「シェエラザード」とは、
アラビアン・ナイト=千一夜物語に登場する絶世の美女の名前。
話の内容はというと
サルタンのシャリアール王は妃の不貞を知り激怒
妃とその相手を殺してしまいます。
この事が原因で王は女性不信に陥り
狂気の道を歩み始めるんです。
毎晩生娘を呼びつけ、一夜を過ごした後に殺すという誓いをたてます。
ある日呼び出されたのが美しく聡明なシェエラザード
彼女は子供におとぎ話を聞かせるように
物語を語って王を惹きつけようとするんですね。
最後に彼女は言いました。
「この話の続きは明日ね」
王は話の続きが聞きたくて彼女を殺す事を断念
次の日も次の日も話は続きます。
この話は千夜にも及びました。
最後には改心して彼女の虜になり、妃にしてしまいます。
シェエラザードとリムスキー=コルサコフ
交響組曲「シェエラザード」について
第一楽章:海とシンドバットの船
第二楽章:カレンダー王子の物語
第三楽章:若い王子と王女
第四楽章:バグダットの祭り、海
船は青銅の騎士のある岩で難破、終曲
第一ヴァイオリン主席奏者が奏でる甘美な旋律
これがシェエラザードのテーマであり何度も登場します。
もう一つは重々しく威厳に溢れた王のテーマ。
この二つの主題を軸に様々な場面を描写していきます。
青年リムスキー=コルサコフは作曲家になることを
家族に反対され、海軍士官への道に進みます。
海軍士官になるためには、世界一周の遠洋航海が必要
2年8ヶ月の船上生活を強いられました。
嵐にも出合ったりとかこの時の経験がオーケストラで
海の表情を描写するのに非常に役立っているようです。
誰にも真似することができない海の描写ですね。
木管楽器と弦楽器で描写された「海のうねり」がとても美しい。
嵐にもまれる船の描写がとても幻想的。
太陽の光でさざなみがキラキラと輝く様子がとても神秘的
この曲はクラシック愛好家の中でも難局の部類に入るため
最初はメロディが美しく聴きやすい第三楽章をお勧めします。
化粧品のCMに使われたことがあるので
聞き覚えのある方もいらっしゃるかもしれないですね。
確か夕陽に照らされた豪華客船のシーンだったかな?
私も「この話の続きは明日ね」と
彼女の真似をしようと思ったけど止めました。
何故なら続きを話さなくても
殺される事はないだろうから? (えっ・)
エンジェルメッセージカード♪
エンジェルメッセージカードを引いたら
こんなの出ましたありがとう
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シャガールの青い夜を演出する音楽 第三弾♪
- グローヴァー・ワシントンJr.
- ワインライト
「JUST THE TWO OF US(クリスタルの恋人たち)」
☆想像して下さい、魅惑的な夜を♪
場所はニューヨーク摩天楼の中で
ひときわ高く聳え立つホテル、最上階で二人っきり
1960年もののワインを飲みながら
全面ガラス張り、夜の街並みに取り囲まれた空間
幻想的なシンセサイザーの前奏が終わると
それに合わせるかのように甘くソウルフルなヴォーカルが
彼らに囁くように歌い始める。
「空の上に大きなお城を作ろう、二人だけのお城を、二人だけの・・・」
ワンコーラス終えると
突然神秘的なフェンダーローズが
零れ落ちるガラス玉のように鳴り出す。
待ち構えていたサクソフォンが艶やかに語り出す。
青い夜はいっそう深まってい行く
どこまでも・・・
今夜は洗練されたシャガールの青い夜♪
★What A Fanntastic Night★
*この曲はビル・ウイザースの歌声をフューチャーし
シングルカットはフュージョンとしては異例
全米ヒットチャート2位まで行きました。
アルバムは5位まで行きました。