こんにちは。あらかぶです。

 今日は、英語の単語を覚えるのが苦手な人用の英単語の覚え方を書いていきたいと思います。

まず、「英単語を覚える」とはどのようなことかを知っておきましょう。

 1.英単語の意味を知ること。

 2.英単語の発音を知ること。

 3.英単語のスペルを知ること。

 4.英単語の使い方を知ること。

 この4つになります。特に中学生で英単語を覚えるのが苦手な生徒さんは、3・4あたりが苦手だという意見が多いようです。

 だからこそ、英単語はまずできることからやっていきます。

➀英単語を左側に書き、意味を右側に書きます。9個くらいずつがいいかもしれません。

②意味の部分を隠し、英単語を発音し、意味を言えるかを確認します。英単語だけを見て、意味がすべて言えるようになるまで繰り返し声に出して覚えます。

 (例)「teacher(ティーチャー)」→「先生」、「many(メニ―)」→「多くの」・・・

➂上から順に9個発音と意味を間違えずに3回くらい言えたら、下から逆に9個、発音と意味が言えるかどうか確認します。これは、順番で意味を覚えてしまう(何番目だから〇〇・・・など)ことを防いで、どのような順番でも言えるようになっているかをか確認するためです。これも3回くらい連続して9個を間違えないように言えればいいと思います。

➃続いて、英単語を覚えに入ります。先ほど英単語と訳を書いたノートがあると思いますが、その右側に書いていきます。まずは一つの単語につき、3回くらい書きましょう。描く時は発音と意味を言いながら書いていきます。その際に注意することは、3つの単語について、3回ずつ書けたら、手を止めてください。

➄ここが大事です。手を止めた後、3つの単語を小テストします。意味を見て、単語を書けるかを行ってください。3つならば、書ける人はかなり多いはずです。書けなかった人は、もう一度➃に戻りましょう。

➅3つが書けた人は、次の3つの単語を➃の要領で覚えましょう。そして、3つ終わった時点で、また小テストをしてください。

➆➅に合格した人は、この時点で最初からの6つが書けるかどうか確認しましょう。この時に、できれば上から順に6つ確認した後、下から順に6つ再度確認を行ってください。出来れば次に進みます。

➇➆ができた人は、さらに次の3つの英単語を➃と同じやり方で書いていきましょう。終われば、英単語を3つテストしてください。

➈➇で合格した人は、合計9つが発音と意味、スペルができるかどうか確認してみましょう。➆と同じ要領で上から順に9つテストをした後に、下から順に9つテストを行います。

 

*ここまで行えば、たいてい書けるようになっているはずです。本当は使い方まで行ければよいのですが、まだ苦手な人はまずはここまでやってみましょう。

 

 これのポイントは、短時間ですが一度違うところを行った後に、戻って復習する部分です。同じものを繰り返し書いているだけでは、「反復」ではありません。「反復」とは、一度目を離して異なるものに目を向けた後、すぐに前にやったことに戻って確認をしてみることです。

 また、単語3つずつにしたのは、一度に9個を覚えることは苦手な生徒にとっては負担に感じてしまうからです。3つだったら、覚えられるというかたちを繰り返すことで、意外と早く覚えられるという感覚が身につくと思います。

 さらに、最初に発音と意味を行うのは、➀意味が分かれば本文はなんとなく理解できるということ。②声に出すとSPEAKINGやリスニングの技能も高まること。➂書くよりも数多く反復しやすいし、意味を覚えているという安心感をもって、単語のスペルの練習に集中できること が挙げられます。

 苦手な人はぜひ試してみてください。英単語だけでなく、漢字などでも有効ですよ。ぜひアレンジして自分なりの覚え方を作ってほしいと思います。