今回紹介するのは 宇宙兄弟
小山宙哉による漫画作品。『モーニング』(講談社)にて、2008年から連載中。
単行本は、30巻が刊行中。
「この漫画がすごい2009 と2010」 において、2年連続2位となり。
2012年にアニメ化と実写映画化された。
ストーリー
ドーハの悲劇の日に生まれた兄(六太)と野茂のノーヒットノーランの日に生まれた弟(日々人)の2人がある日、謎のUFOを目撃し宇宙飛行士になるという夢をいだき、達成させていく話かと思わせつつ、弟はあっさり宇宙飛行士になり、日本人初のムーンヲォーカーとなり、兄は無職となるところから始まっていく。
その後、兄は宇宙飛行士となる家庭で様々な人々に出会い、夢をかなえていく話。
絵について
人物画は、そんなに綺麗な感じで整っているというタイプではなく、味のある絵で、一人一人に個性がはっきりと出ていて、混乱することも無く判別できる。
宇宙ロケットなどの細かい機械の部分なども多く出てくるが、解説が必要な部分などには、写真のような細かく丁寧なモノを載せているが、そうでないところではうまく簡潔に描いている。
文字について
多少は解説などの多い回もあるが、基本は人と人の会話で話が進むし、主人公の心の声などが、いろいろ書かれていることもあるので、多少は文字数は多いが、余計なものが多いという印象は無く、細かな感情を表現していると思える。
宇宙モノなので、一般常識とは関係のない専門的な話が出てくるので、少し文字数は多めかもしれないが、苦になるほどではない。
個人的には、
ストーリー :★★★★★
絵 :★★★★☆
読みやすさ :★★★★☆
ハマリ度 :★★★★★
野球部の情熱:★★★★★
総合 :★★★★★
こんな感じかな。
宇宙モノによくある宇宙飛行士になりました!あとは、彼らの活躍に期待!!で終わるタイプの漫画ではなくて、宇宙飛行士となってからの訓練や宇宙に出てからの活動なども描かれているので、読んでいて、そういえばこんな漫画ってあまりなかったなぁって思える漫画だった。
まだ最終回がどこら辺にあるのか分からないが、これからも楽しく読めそうな漫画。