うさぴょんうさぎクッキーが悲しくなった、というお話。


カフェでたまたま勉強してたところにやってきた

小6?小5?くらいの女の子とママ。

どうやらこれからテストらしい。

中学受験塾に通ってるようだ。


「さっさとやらないと間に合わないよ」

「ねえ、何分かかってるか知ってる?」

「そんなだとまたクラス落ちするよ」


挙句、女の子が解いてて

明らかに道筋を間違えたと思われるところで

深ーいため息…


「違う」


女の子は俯いたまま、一生懸命に解き続ける。


「こんなだからいつまでたっても◯クラスなんでしょ」


捨て台詞。


そんなふうにいったって

出来るようにならないのに。

ただ悲しいだけなのに。


うさぴょんうさぎクッキーが涙目で言っていた。


そうだよね…


私は親御さんの気持ちもわかる

我が子に合格してほしい

成績上がってほしい

笑顔でいてほしい


でも現実は甘くない

成績上がらない

できるようにならない

不合格で泣く姿を見たくないのに


自分の不安な気持ちを

そのまま子供にぶつけちゃってるんだよね


そしてそれが子供から笑顔を奪うという

望んだことと真逆のことになっていて


10年以上前の、息子と夫に重なる。


うさぴょんうさぎクッキーが悲しくなったのは

まだ幼稚園児だった時に見た

お兄ちゃんの泣いてる姿と重なったからかもしれない。

うさぴょんうさぎクッキー自身はそういう経験ないから…


どちらも必死だった

うちは幸いその後関係が拗れることはなかった

息子の性格に負うところが大きいように思う


まだ6歳だったうさぴょんうさぎクッキーの心に残る

悲しい記憶。

親の気持ちなんてわからないという。

そりゃそうだわね。

わからなくていいよ。


ただ、その親子が、

受験が終わったら

笑顔でカフェに来られるようになることを

祈ってやまない私。


どちらもただ、一生懸命なだけ。


そしていつかママが

気づいてくれるといいな

子供が案外よく考えていること

ママの笑顔が見たいということに。