さあ~今日はダニーさんの講演会

前日の祝島から小倉まわりで大分入りです

大分には37年ぶりとのことで

ヒッチハイクで10号線を鹿児島に下った記憶があるけど・・

大分のイメージは今ひとつ稀薄なご様子でした

うーん、大分を知ってもらわねば!!

お昼すぎに大分駅に到着したダニーさんをご案内したのはコチラ↓

府内城跡お堀のライフギャラリー花さんでランチコーヒー

 

ダニーさんは気さくな方で初めてとは思えないほど

流暢な日本語でとてもフレンドリー

花の中野さんとも話の弾むこと♪

 

大分での開催は急なことだったのですが・・

ネイマの小野さんが快く場所を提供してくださり

雰囲気の良い“ジャズ喫茶ネイマ”で開催することができました

 

ハハパレのメンバーが協力してくれ

ノリちゃんが自前のスクリーンとプロジェクターをセッティングしてくれ

アッキーが受け付けを カズミさんが進行役をとスムーズな運び

 

参加者の方も揃い、予定どおりダニーさんのお話をスタートできました

 

「原発危機と平和~ホロコーストから原発まで~」

 

先日のハハパレカフェで絵本「ぼくがラーメンをたべているとき」(長谷川義史作)を読んでとなりのそのとなりのそのまた隣の国のことに想いを馳せ、争いの地で倒れている子ども達は自分たちに関係のないことなの?世界のあらゆることはつながっているのよねえ。

今の日本の危うさも・・・・このつながりなんじゃない・・・という問題提起となった

 

その流れのジャストタイミングでのダニーさんの講演会です

   

まずイスラエル出身のダニーさんの家系図生い立ちから語ってくれましたが

ご自身の親戚の方々も辛い歴史の犠牲になられていて

アウシュビッツの事実には やはり胸が苦しくなりました

本当にあり得ないことです

 

イスラエルは高校を卒業すると全員に

徴兵が義務づけられていて

男性は3年 女性は2年の兵役に服するのだそう

その後大学へ進学したり就職したりというのが当たり前なのだとか

 

ダニーさんも疑うことなく兵士としてパイロットをめざし

母国の子どもたちを守るために使命感に燃えた

そんな19才だったと話されていました

「国のために死ぬのは素晴らしい」と教育されていたと

 

19才の子どもの自分は相手国の子どもたちの不幸は思い及ばなかった

と振り返られてもいました

だから、徴兵制も大人になる前の年令で課すのだろうとも

 

イスラエルの武器産業の話。アメリカや日本とのつながり。

ガザ攻撃の真実。

「武器を作れば、その銃口はいつか必ず自分や自分の子どもたちに向くのです」と ダニーさん。

・・・・「ナチスの手法を学んだらどうかね」という大臣の発言が許される日本って?

「徴兵制」ということばが過去のものでなくなりそうな今の日本

 

軍需産業と原発産業の根っこは同じ

 

日本は もう望みのない“原発”をやめて、
もっと儲かる“武器(戦争)”へとシフトしつつある のだろうとも・・・

 

秘密保護法、集団的自衛権、安保法制、次々とその流れが加速している

 

などなど・・・・

 

ダニーさんの鋭い視点から今の日本に必要なたくさんのメッセージ

1時間半の講演後・・質疑30分

 

世界中の誰しも平和を望んでいるのに・・

脅威は権力者によって作られてしまう
 

攻めてきたらどうするの?という言葉で簡単に

戦争(国を守るためと)が正義に変わってしまう

 

これが世界のからくりなんだろうな

 

こんな時代に私たちが必要なこと

大切なのは
「想像力とハート❤️」
というダニーさんの言葉に
おおいに納得でした。

その後ネイマの小野さんの美味しい手作りのお料理をいただきながら

熱く語り合いは続き、共感しあい、話はつきることなく・・・

想いをつなぎあうことができとても充実した時間を持つことができました

 

ダニーさん、参加者の皆さんとのご縁に感謝します!!

 

<参加してくれたAPUの学生さんの感想です↓>
イスラエル出身のダニーさんの講演会参加してきました!
イスラエルで兵役も経験しているダニーさんから語られる軍需産業から平和への道
今日はホロコーストの歴史からイスラエルによるパレスチナ攻撃について、日本の原発問題や日本の自衛隊の今後について、短い時間でしたが盛りだくさんかつセンシティブなトピックにもかかわらずダニーさんのユーモアのあるトークのおかげで時には皆で涙しながら、時には皆で笑いながら、たくさん考えさせられるとても良い講演会でした。
講演会の後なんだかわからないけど涙が止まらず年の離れたお母さん方と三人で泣きながら励まし合いました。笑
明日はAPUでも講演会してくださるのでお時間ある方はぜひぜひ参加してください!レポートで忙しい方も10分だけでも顔だしてくれたら嬉しいです!

翌日23日は別府経由でAPUへ~車

しげるくんの畑ハウスにもご案内♪


鉄輪にちょっぴり寄って・・・(地獄の足蒸しでほんわか~温泉

 

着きました~立命館アジア太平洋大学です!

留学生が多く国際色豊かな大学です

なんと88カ国から学生が集まっているそうです

たしかに ~ 多国籍なムード キラキラ

授業は日本語か英語を選択できるのだとか

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景色のよい学食で学生さんたちと

APUの学食はタイカレーが美味しいそうですよ~カレー

 

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大学は試験期間中とのことでしたが

ゼミ主催として開催してくださり ありがたかったです

 

ゼミ生中心に30人程の学生の参加が得られ

ダニーさんの講演に皆真剣な顔で聞いていました

(言語は日本語でということで、日本人の学生ばかりでしたが・・)

 

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4限5限のみっちり3時間あまり

学生たちにはとても良い学びになったことと思います

 

参加した学生さんのひとりが

「今までの大学生活で一番充実した講義だったよ」だって合格

なーんと嬉しい感想を寄せてくれ

 

大分で開催できて良かったなあと改めて思いました!!

 

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イスラエル大使館から送られたオリーブの木もありましたよ。

(案内してくれた学生たちも若干微妙な心情のようでしたが・・)

 

関心がありながらも講演会への参加がかなわなかった方々へ朗報です

完成したばかりのダニーさんの本があります

私もまだ手にしていませんが・・・

講演会の37倍も詳しい内容だそうです

どうぞ お買い求めくださいませ!!

 

早く読みたいなあ~♪

 

~本の目次~
はじめに

Ⅰ部 イスラエル出身の私が日本で家具作家になった理由

1 移民国家イスラエル
2 「国のために死ぬのはすばらしい」──軍事国家イスラエルを支える愛国心教育
3 家族を覆う「戦争の影」
4 小学校の授業で書き換えられた地図
5 サバイバル訓練
6 入隊一年前に起きた第四次中東戦争
7 軍隊見学
8 戦闘機のパイロットになれなくて良かった……
9 「退役旅」で日本へ
10 魔法の言葉「パンの耳」
11 アジア放浪
12 奇跡の〝出会い〟

Ⅱ 私はなぜ脱原発と平和を訴えるのか

1 「ものづくりの人」の使命
2 権威を疑うことが大切である
3 「正しい戦争」から目が覚めた!──二〇〇八年末のイスラエル軍によるガザ攻撃
4 私にとっての「3・11」
5 「3・11」で再び点灯した「五九メートル」の赤ランプ
6 「原発とめよう秩父人」を立ち上げる
7 「ちゃぶ台ナショナリズム」とのたたかい
8 戦闘機と戦車と無人機──本当にこの道しかないのだろうか?
9 戦争という手段を絶対に放棄しないイスラエル人
10 差別意識はどこから生まれるのか
11 国是(?)となった「世界の誰一人として私たちを批判する権利はない」
12 「ユダヤ人は頭が良い」は本当か?
13 読まれなかった同窓会へのメッセージ
14 「帰還不能点」に気づこう

■おわりに

我が家から直接でもアマゾンでも地元の本屋でも購入できます。
(地元の本屋は予約となります)

 

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ダニーさん 明日は湯布院での講演です

明後日は大牟田~福岡へと続く九州ツアーでの成功と

たくさんの素敵な出逢いがありますように音譜

お祈りいたします!!・・・シャロームラブラブ