次は人工授精かな。半ばあきらめかけていたタイミング法5回目で、

めでたく妊娠することが出来ました。

夫と二人で喜んで、性別もわからないのに半ばふざけてマタニティネーム「たろう」と名付け、

 たろうのいる未来を二人で想像していました。

 

つわりはほとんどなし。最初から少し小さめだったのが気がかりで

だけどなんとか、6週終わりに心拍を確認しました。

7週終わり、さらにはっきりピコピコ動く心臓を見ることが出来ました。

でも、赤ちゃんは平均の半分くらい。そしてさらに胎嚢は赤ちゃんの倍くらい。

狭い部屋に、赤ちゃんがきつそうに収まっている感じでした。

 

母子手帳をもらっていいとは言われず、「確かに小さいけど、この時期は心拍が確認できていることが大切だから。経過をみていくしかないです」という

先生の言葉を信じ、だけど毎日不安で、同じような人がいないかネットで検索していたりしました。

大きくなりなよーと、願いながら。

 

だけど、だめでした。

8週に入り、ごく微量な出血が始まり、それでも量が多くないことと、腹痛がないことから

夜勤にでかけました。しかし、仕事中にも出血。体調悪化。

途中で帰らせてもらい、もともと受診予定だった翌朝に受診すると、先週より、すこし大きくなった赤ちゃんがみえました。

だけどどう目をこらしても、先週みえていた、かわいい心拍を確認することが出来ませんでした。

稽留流産だろう、という診断でした。

それは、なんとなく、覚悟をしていたことでもありました。

 

 

週明け、もう一度だけ確認をして、週末、手術になります。

 

今もおなかが痛くて、すこしずつ出血が続いているんだけど

たろうはまだ、私と一緒にいようとしてくれているようです。

 

数週間という短い命だったけれど

私をお母さんに選んでくれてありがとう。来年の二月、会えるの楽しみにしていました。

 

すごく大切でした。成長を信じてあげられなくてごめん。

頑張って、大きくなってくれてありがとう。

 

あなたのことは、ずっと忘れません。

また会える日を、楽しみに。。