第五回 復興学・支援学開催報告および宣伝! | 地域支縁団体ARCH

地域支縁団体ARCH

地域支縁団体ARCHの公式ブログです。
活動報告や告知を投稿していきます!

こんにちは!

地域支縁団体ARCHのブログ担当の寺坂です。


第五回復興学・支援学の報告です。

第六回復興学・支援学の直前になって大変もうしわけありません。


第9講で登場するのは藻谷浩介講師(日本政策投資銀行顧問、『デフレの正体』著者、地域エコノミスト)

テーマは「東北政治経済論」

藻谷先生は三陸の復興には水産資源が残るとおっしゃっています。

三陸は親潮と北上高地の広葉樹林からの豊富な栄養により水産資源に恵まれています。

親潮という海流は津波の影響は受けないそうです。

しかし漁業はどの先生方もおっしゃるように震災前から衰退しています。

田舎の漁業が発展しないのは道路のせいだ!道路を作ろう!と偉い人たちは言っているそうです。

交通のアクセスがよくなれば観光客は増え、田舎にお金が落ち、一件落着!

…とはいかないようです。

いくら観光客が増えても、地産のものを買ってもらわなければお金は落ちません。

コンビニで弁当を買うのでは意味がないのです。

地産のものを買ってもらうためにもその地元ならでは!のものが必要になります。

漁業に関して言えば、三陸に比べ九州地方で獲った魚を加工してから東京に出荷しています。

なぜなら、獲れたて新鮮な状態で東京に運搬するには距離がありすぎるからです。

しかし三陸など東北は新鮮な状態で出荷することができます。

それが原因で地元ならではのものが薄くなっているそうです。

獲った地域で加工するればその地域ならではの物として地元でも長い期間で売ることができます。

しかし加工していない東北では東京に出荷し、東京で加工されるため、三陸産!というブランドが薄まってしまいます。

漁業とは違いますが「東京ばなな」も東京と言いながら実は岩手県大船渡市のさいとう製菓さんが作っています。

このように東京に近いからという理由で地元にこなければ買えない!というものが少なくなっています。

道路ができて、さらに近くなれば尚更ですね。

恵まれた環境にある漁業をもっと発展させて、盛り上げていく必要があるようです。


地域支縁団体ARCH



第10講で登場するのは木村俊昭講師(内閣官房地域活性化伝道師、NHKプロフェッショナル~仕事の流儀~出演)

テーマは「ゼロからの地域活性化システム論」

木村先生はまず冒頭に「気づきが大切!」とおっしゃいました。


知って、気づいて、行動して、分析する。

この流れが大事だそうです。

震災復興も街づくりの段階に徐々に入りつつあります。

地域活性化のための手段はこれからの復興活動に繋がっていきますね。

まずは情報共有から。

地域の人たちが何が得意かを把握します。

ここでも気づきが大切です。

その地域に住んでいる人にとっては普通のことでも

他の人から見たら意外とすごいこともあります。

それに気づけるかどうかです。

次に事業構想です。

地元企業で回復させるがよいですが、企業を誘致することも効果的です。

しかし誘致して終わりではありません。

誘致した企業による事業を地元が継承することで地域の人たちの手で活性化につながります。

活性化のためには地域の人たちが作り上げるのが大切なのです。

これは行動→分析にあたりますね。

地域の人たちが頑張るにはモチベーションを引き上げなければなりません。

そのために指導者になる人、指導者にならない人でもそうですが、

「自らが明るく、元気に、楽しく、感動し、豊かに、かっこよく!!」

こんな人ではなければなりません。

こんな人が指導者ならばこんな人たちがたくさん集まりそうですね。

そして役割分担の際には何が「できない」ではなく、何が「できる」が大事になってきます。

自分の人生の区切りごとに成功、失敗体験をまとめてみると、自分が何が得意で不得意か分析できるそうです。

最後にはじめに大事と言った「気づき」なんですが、

これはなんと、TwitterやFacebookで養えるそうです。

これをつぶやこう!と思ったことは言われてみれば「気づいたこと」にあたりますね。

皆さんも「気づき」の力を養って、自分磨きをしてみましょう!


地域支縁団体ARCH



お二方とも熱い講演をありがとうございました。

文章では伝わりづらいと思いますが、今回は実に熱い講演でした!



さて、次回は7月5日(金)16:40~行われます。

なんと明日ですね!

次回は趣きを変え、復興支援学生・若者5名が講師です!

【スピーカー】

三井俊介(復興支援団体SET共同発起人兼現地統括、4月から陸前高田市広田町に移住)

島田悠司(Youth For 3.11代表、みちのくcaravan前代表、慶應義塾大学大学院2年)

高栄吉(ソフィアボランティアネットワーク代表、Link For Japan学生代表:上智大学4年)

細田侑(ガクつな代表、つなプロ気仙沼)

佐々木敦斗(一般社団法人SAVEIWATE東京支部代表:東京大学4年)

以上の5名による講演です!

若者にたちの言葉を聞ける貴重なイベントになります。

参加はFB(http://www.facebook.com/syuhei.sato.39ref=tn_tnmn#!/events/230858370358345/)

もしくは、参加フォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=738295)へ!

みなさんの参加、お待ちしております!


また今回は講義終了後、スピーカーの皆さまを交えて、懇親会を開催します!

この機会に、同世代の人たちと復興を語り合いましょう\(^o^)/

限 定 30 名!
で受け付けています!
※あと25枠あります笑(7月4日現在)

◆詳細◆
時間:20:00~22:00(講義終了後)
場所:明大前の居酒屋にて。
会費:3000円(当日会場にて徴収)

=参加方法=
①氏名(ふりがな)
②所属(大学など)
③連絡先
をご記入の上、arch.i.m.311@gmail.comまでご連絡ください。
※件名は「懇親会参加希望」です。

こちらも参加、お待ちしております!!