今日はNecoのわくわく自然教室の「命を食べる」というプログラムに
一家4人で参加して来ました。
その名の通り、
鶏さんを自分で絞めて、さばいて、食べるという
究極の食育プログラムです!
ココから先は血に極端に弱い人、明日ケン○ッキーを食べる予定のある人は
読む前にご一考されることをおススメします・・・。
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さてさて。
今日の鶏さんたちとご対面。
やんばるの養鶏場から引退間際のお年寄りをもらってきたそうです。
一家に1羽ということで、鶏の入った段ボールにしっかり「ari家」と書いてある。
これで逃げも隠れもできません・・・。
娘:「可愛い~!」
母の心の声(娘よ、可愛いと思えば思うほど、後がつらいよ・・・)
最初の作業は、鶏の足を紐でしばって、血抜きをする準備から。
血抜きは足を持つ係りと、ナイフで首筋を切る係りに別れます。
もちろんナイフ係りはデカオヤジ@父ちゃんにまかせます。
でも足を持つ係りも、気持ちのいいものではありません(暴れるしね)。
他の家族も割りあてが決まり、あちこちで血抜き作業開始。
娘も涙ぐみながら、小さい手で鶏の羽を押さえまました。
「鶏さん、ありがとう」
親子で自分の手から命の温かさがこぼれるのを感じながら・・・。
次は逆さに吊るして、しばらく置いて血を抜きます。
このあと、熱湯につけて羽をむしりやすくして、
温かいうちに羽をきれいにツルツルにします。
がんばるデカオヤジと、みつめるマメオヤジの図。
このあと、父、母、娘の三人でがんばって羽をむしりました。
うちの娘は誰に似たのか乙女チックな性格なので、
最初はショックをうけるかな?と心配だったのですよ。
でも本人が「やる!」というので参加したら、
これが意外にがんばりました。
このあとの肉の解体、分別、きれいに洗う作業も一生懸命にやっていました。
お腹の中から卵が出てきたりして、子どもはみんな興味深々。
普段は「残さず食べてね!」と言っても不満タラタラの子どもたちも、
今日ばかりは一生懸命にカレーに取り組んでいました。
「トサカのから揚げ食べる人~!」との声にも、
はいはいはい~っと手が次々あがって、美味しいね!と。
硬くて噛み切れない肉を何十分もかけて噛み、食べきった子もいて。
もちろん強制されなくても、誰も鶏さんを粗末にしようなんて、微塵も思わないです。
思えるわけがないです!
子ども達の最後までやりきった満足気な顔。
ほがらかな笑顔の食卓に、思いっきり感動してしましました。
残酷?
いえいえ、何も知らずにフライドチキンにかぶりつき
たくさん残飯を出す方が、ずっと残酷だと私は思います。
動物も魚も野菜も、命をかけた生き物だし、命をかけて食材にとりくんだ人がいる。
いくら口でいっても伝わらないことを
今日は子どもも、親も学んだ・・・というより体で感じました。
最後はなぜかドラム缶が登場して、バスクリン入りのドラム缶風呂。
気持ちよさそうだった~。
いつも予想外のことが起こるので、バスタオルが欠かせない母なのであった・・・。
ちゃんちゃん。