巷では、椎名林檎さんのグッズとヘルプマークが酷似していると噂になっておりました。

以前、緑色のヘルプしますよマークが論議を醸し出したこともありました。

分かりやすい、いいねと言う意見や、色弱の方には区別がつかないなど賛否両論なご意見も沢山あり、世に出回ることはありませんでした。

今回のこの事を、私はずっと静観してまいりましたが

静岡県に一番先にヘルプマークの存在を訴えていた

「ありままの会」としては、一度意見を出したいと思います。


まず最初に、私自身も、椎名林檎さんサイドを責めるつもりは全くありません。

それより私は

椎名林檎さんサイドがどのような意図でこれを作られたかの経緯の方が気になります。


と言うのは私は平成27年から28年くらいの時に、ヘルプマークを知りました。

外見からはわからない障害を抱えた娘がいたからです。

娘が通う大学の隣の駅で無料配布をしておりました。

早速その駅にメールを出し、まとまった数を分けてもらい、そこから周知啓発普及活動を始めました。

三島の福祉祭りや、消防署、静岡ガスエネルギー様の社内研修などにお時間をいただいて、1400強のアンケートを取り

豊岡三島市長にもアンケートに答えていただきました。


しかし、2017年にJIS規格になるまで、ほとんどと知られませんでした。


しかし、JIS規格になった今でも、あまり認知はされておりません。


もし、認知されていたら、そもそもこんな騒ぎにはならなかったのかなあ?と思いました。


ヘルプマークを知らない若者が「それ、椎名さんのグッズだよね?」と声をかけられたという意見

「子どもが欲しがっているから、わけてくれ」と、利用者に言う事件


利用者が困惑することが多くなっております。


私も、周知啓発をしている時から、ヘルプマークを付けていますが、声をかけられたのは4回だけ

そのうち1回が地元で、そのほか3回が東京でした。


この様な騒ぎがある度に、周知啓発を頑張らないといけないなと思います。


そもそも、皆さんに周知されていたらこんな困惑したことは起きなかったのではないか?と思ったりしていたのですが・・・


利用者にとってはヘルプマークは心の支えでもあり、よりどころでもあります。

私達一般の人間が、ヘルプマークを正しく理解し、支え合う世の中でいて欲しいと思わずにはいられません。


そしてこれ、一番大切な事は

ヘルプマークは「席を譲る」マークでは無い事です。

あえて言いますが、席を譲ってください!!とヘルプマークの事を書いている記事があり、いろいろな所でシェアされ、間違った情報があふれてしまっています。

困っている人がいたら手を差し伸べてくださいのマークです。

ヘルプマークの方がもし、優先席に座っていても「若いのに」など非難せず

「具合が悪いのね」と思いそっとしておいてほしい

もし、気分悪そうに立っていたら、その時は席を譲ってあげてください。

けして「席を譲る」マークではないのですから。


椎名さんの事により、再度注目されましたが、正しい理解が進み、暮らしやすいより良い世の中になってくれるといいなと思います。


ありままの会では

静岡県より、ヘルプマークを直接いただいて分ける活動もしております。

ご興味があったり、欲しい方はコメントかメッセージをくださいね(^^)






「それって椎名林檎グッズ!?」と突然の声かけ 「恐れていたことが…」ヘルプマークを付ける高校生が切実な訴え「どうかデザインの再考を」