あっという間にパート3
今回はマシンやドライバー、メカニックなどなど
スーパー耐久における規定について。
ちょっぴり触れましたが…
ワークスチームとプライベーターチームとでは
人員や作業の素早さ、資金力などなど
どうしても格差が生まれてしまいがちです。
そういった格差をなくし、
どのチームも互角の条件で戦う
そのための措置なのですᕦ(・ㅂ・)ᕤ
市販車の性能を大きく逸脱しないようになっている。
*ちなみに、スーパー耐久シリーズでは
スペアカーの使用は認められていません。
(2017年シーズンまではヨコハマタイヤでした。)
公式予選(C,Dドライバーを除く)で使用できるタイヤの本数は
Aドライバー:4本
Bドライバー:4本
合計8本までと決められています。
タイヤには事前にマーキングが施され、マーキングがないタイヤでの公式予選の出走はNG。
決勝のスタート時に装着するタイヤは、
公式予選で使用した8本の中から4本を選定。
1レース最低2回ドライバーチェンジの義務
国内競技運転者許可証A以上のライセンスが必要
ST-Xクラス・ST-Zクラス・ST-TCRクラスに参戦するドライバーに対してSTO(スーパー耐久機構)が定める認定基準によって決めらます。
過去にF1用スーパーライセンス取得経験がある
過去にルマン24時間レースで優勝経験がある
自動車メーカーのワークスドライバーまたは
開発ドライバーを務めたことがある
WECならびにWTCCのFIA世界選手権におけるシリーズチャンピオン
SUPER GT300クラスシリーズチャンピオン
2011年以降のGT300シリーズに参戦していて、優勝経験がある
上記基準に満たないが、STOがプラチナドライバーと認めた場合
2016年以前にSUPER GT500、Super Formula、Formula Nipponにシリーズで参加実績がある
国際F3000、CART/Champcar、IRLまたはGP2の各選手権でシリーズランキングのトップ10入りしたことがある
規定のレース時間(距離)の40%を超えてはならない。
ですが、ジェントルマンドライバーには
プラチナドライバー規定に不該当だけどプロというドライバーもたくさんいます。
そのため、
ST-Xクラス,ST-TCRクラスのAドライバーは
本当の意味での「ジェントルマンドライバー」に限られています。
Aドライバーは35歳以上のジェントルマンドライバーが務める
ドライバーが2人編成の場合は、プラチナドライバーが1人以上。
3〜4人編成の場合は、プラチナドライバーを2人以上を登録しなければならない。
最低義務周回数は、
規定のレース距離(時間)の20%以上
合計乗車距離(時間)は
規定の2/3を超えてはならない
F1やSUPER GTなどの他のモータースポーツでよく見られる
「ピットストップでの、人海戦術」
これが使えないという点があります。
ピットストップでの人海戦術というのは、
作業人数を多くし数に物を言わせて、より作業を効率化する…ということですね(笑)
それがS耐では使えないわけです。
先述の通りピットの作業エリアに出ることが許されているのは7名までで、さらに
・タイヤ交換→ 2名以下
・その他の作業→ 4名まで
ぜひプログラム等で確認してみて下さい
次回
S耐をもっと!知って、楽しもう♡4
〜観戦する上で知っておきたい知識〜