雨模様のグラスゴーから、こんにちは!

 

Jillian Michaels の室内で出来る運動アプリ使用(有料)、15日目の mangoです。

 

食事制限をしていないので、急激に体重は減っていませんが、確実に筋肉が復活しているのを実感中!かなりキツイけど効き目あり びっくり

 

ところで最近、日本のニュースで、スポーツのパワハラ問題が取り上げられ、いちおう元インターハイ(全国大会)選手だった私も、他人事とは思えず記事を読んでいる。

 

 

選手当時(私は高校生)、総監督の「女子は鞭9飴1、男子は飴9鞭1」という彼の持論の元、今ではありえないような総監督との寮生活と共に、厳しい練習をしていた。

 

総監督&監督からの、暴言&暴力は当たり前。

 

私自身、殴られて鼓膜が破れたり、鼻を殴られて血がでたり、髪の毛引っ張られて地面に叩きつけられたり、毎月教育委員会に訴えるリストが作れるほどの環境だったが、「怒られる」「殴られる」という恐怖心があった為、今のように監督がしているのは正しいことなのかと、深く考える余裕もなかった。

 

逆に自分が悪いと思ったくらい。

 

もちろん自分が選んだ道なので、年に数回会える両親にも、パワハラについて言うことも出来ず。

 

応援&支援への感謝の気持ちが強くて、弱音を吐けないのショボーン

 

今となってはすべての暴力が、思い出話になって多少笑うこともできるが、一つだけ許せない、これからも許すことのできない受けた心の傷がある。

 

それは3年最後の全国大会で、監督の私に対する行動をきっかけに、私が最初で最後の反抗として、大会期間中、監督の指示を無視続けた。

 

その結果、大会が終了し、長旅から寮に戻った次の日に、無理やり(監督知人の)整骨院に連れてかれ、負傷もしていないのに、「負傷したので国体の県代表を辞退する」と用紙にサインを強制された。

 

県代表の国体メンバーは3人。

 

私は県予選のダブルスで優勝したので、同時に国体メンバーにも選ばれていた。それを無理やり辞退させられたのである。

 

整骨院で数時間に渡り、サインをする事を泣きながら拒否をしたが、最後は根負けし、夏休みが終了するまで実家に戻った。

 

その事態に私の両親は激怒したが、私が何もしないようにお願いし、卒業まで何事もなかったかのように過ごした。

 

監督が私にした事は「俺に逆らったらこうなるんだ」という権力を利用した嫌がらせだと今でも思う。決して私の為を思ってした事だとは全く思わない。

 

もし監督がそうだと思ってやったとしても、それは正当ではないし、その効果はマイナスである。

 

この出来事は、努力した3年間を完全に帳消しにされたものと同然で、大人になっても、許せない、そして忘れたくても忘れられない思い出になった。 

 

 

私は厳しい練習を与える&強制する事に対して反対ではない。その環境だったからこそ、県優勝もできるくらいは上達したし、その後も様々な場面での忍耐力がついたと断言できる。

 

しかし、権力による暴力や暴言、人の権限を奪うことは許される事ではない。

 

強制されるのと、自分で理解してするのは全然違う。パワハラは選手育成に不必要で、ただ単に「みせしめ」にしかならないと、私は思う。