今にして思えば2月の後半ぐらいから体調が微妙だったかもしれない愛犬 太郎


3月にやけに軟便が続くなあ、お腹の調子が悪いのかなと思っていたら

いつのまにか体は痩せ、下痢、そしてひどいむくみ

むくんでいることに気がついた時、本当に全身の血の気が引きました

私自身が微小変化型ネフローゼのため約10キロむくんだ時 あんなに苦しくて辛かったのに

太郎は3キロちょっとの体重が5キロ!

割合にすると1.6倍ぐらい?

それなのに田舎の悲しさで簡単な血液検査だけであとは何も出来ない


呼吸するたび「ウーウー」と苦しげにうなり、むくみで内臓が圧迫されているのでしょう、横にもなれない


先生からステロイドをもらってから後は自己判断で自分が予備に持っていたステロイドを飲ませました


どうせ大した事が出来ないのなら苦しくてグッタリしている太郎を病院へ連れて行きたくありませんでした


後ろの右足からは皮膚からむくんでいる分の体液が皮膚に染み出し、太郎の布団がびしょびしょになるほど


ドラッグストアで柔らかいガーゼや包帯を買ってきて右足にそっと巻くと数時間でグッショリ・・

眼球からも涙を流すかのように水が・・

まるで太郎が「苦しい苦しい」と泣いているように見えて本当に胸が痛かった

もう安楽死させてやった方が優しさだと何度も思いましたがやはり決断出来なかった


むくみの重みとステロイドの筋力低下で歩く事もできなくなり数時間おきに抱っこして水の容器の前に立たせて水を飲ませました


ステロイドの作用の一つに食欲増進がありますが、それのせいかある程度エサは食べました

それまではいわゆる普通のドッグフードにいろんなおやつの組み合わせでしたがとにかく消化が良いものを、と


ドッグフードは柔らかいタイプのものに

それに缶詰のササミやレバー

おやつはお湯に浸して柔らかくして

プリンは元々好きだし消化も良いので時々少し食べさせました


ちゅーるをもっと食べてくれるとラクだったんだけど、どうも太郎はちゅーるがあまり好きではないらしい・・

世間では大人気なのに ショボーン


本当によく生き続けたものだと私は犬とは言え頭が下がる思いでした


連休が明けたころ、ようやくむくみが全部引いて太郎は徐々に自分の足で歩くようになりました


ガリガリに痩せ細った体

右目は黒まなこの真ん中が陥没してえぐれたような状態

横になって眠ることも満足にできず、どんなに苦しかったろうかと思います


むくみが引いたおかげか太郎は横になって眠る事ができるようになりました

食欲も旺盛(ただし、ステロイドの副作用かも)


ステロイド10ミリを1ヶ月とちょっと続けた事はたった3キロの体の小型犬に危険極まりない事だと思います

そもそも何の病気なのか、それが全くわからないのでステロイドが効いたのか?

単に太郎の生命力なのか?

全く見当がつきません


もしも後者ならまた元気になる可能性があるのでそうあって欲しい

前者なら・・ もうこれ以上ステロイドを使う事はできません


今1日に5ミリに減らして今後もゆっくり減らします


太郎は本当によく耐えて生きています


もし また症状が出ても・・・

せめて少しでも長く今の状態が続きますように・・・


今は太郎は自分のお布団で穏やかに眠っています

自分で歩いて水も飲めるようになりました


一番最初の症状だった下痢が止まらないのが気がかりです