前は人が話してる内容を
理解しようと一生懸命聴いていたけど
人が語る話はかなりいい加減な
ものだとわかってきたから
最近は話を聞くよりは
何が伝わってくるか感じることに
集中するようになった。

どんな武勇伝だろうと
苦労話だろうとそこには
話す人の「こう聞いてほしい」編集が入り聞く人の「こう聞きたい」編集が
入る。そこには本当の情報はあまりない。それより、端々に滲む感情や
独特の表現や自己評価が伺えるスタンスなどを眺めながら聞いているほうが
ひととなりがわかる。

そうやって聞くようになったら
動物たちの感情が少しずつ
わかるようになってきた。

言葉は好きだけど
たまに嫌いにもなる。
珠玉とうんこが混じりすぎる。

勢いで面白くしゃべる関西芸はだいぶ
薄まってしまったから
つまらないしゃべりになったかも
しれない。

でもいいんだ。
大事にしゃべりたいんだ。