あちゃんが眠りについてから

姿ある形のお空への旅立ちまで


どうするか、

あちゃんのために

あちゃんにとって1番な事を考えて


旅立ちのギリギリまで

あちゃんの大好きな家で過ごす事にした。

通夜もお葬式も全て家で。



日柄の都合もあり

2月28日のあの時から

3月4日の午前出発するまで

ゆっくりとした時間を過ごせた。



あちゃんの大好きな

可愛くて綺麗なお花をたくさんおいて

寂しい雰囲気にならないように

可愛いバルーンも用意して

家中にいるプーさん一家も大集合

いつも聴いていた

おかあさんといっしょのCDを流し続け

テレビ画面で

家族ででかけた色々な動画を一緒にみた


大好きなこめはぜのお菓子や

大好きなフルーツ、いちごやバナナ、

アレルギー持ちでも食べれたパン屋さんの湯種入りもちもちトーストも買ってきた


夜寝る時は家族5人並んで

少しでもあちゃんが

穏やかでいられるように




他にできることはないかな


考えて

旅立つ時に寂しくないように

みんなからの思いを

持たせてあげようとおもって

5歳7ヶ月生きてきた中で出会えた人たちに

あちゃんへのメッセージをお願いした。



久しぶりの連絡になる人もたくさんいて

久しぶりの連絡が訃報だなんて

辛かったけど

会いたいと言ってくれる人もいて

実際に会えた人もいて

みんなあたたかかった。


あちゃんに会いに来てくれた人には

直接メッセージを書いてもらい

それ以外の人からのメッセージは私が代筆して

全部を一つのメッセージカードにまとめた。



実際に日が経つにつれて

メッセージも増えて

お花も自分たちで用意したもの以外も増えて

あちゃんの周りはすごく綺麗に彩られた。



2歳半で病気がわかってからは

ずっと病院メインの生活。

外へ外への生活とは違って

人との接点も限られた中で暮らしてきた。

だから

あちゃんお友達少ないと思っていたけどね、


あちゃん病気になる前遊んでいたお友達、

会わなくなっても想ってくれてたよ


病気になってからも新しい出会いがあって

素晴らしい仲間たちができたよ


優しい先生たちにもあえて


家族の支えがあって


あちゃん、

たくさんの人たちに出会えていたね


あちゃんは

みんなに想われてるよ


あちゃん寂しくないよ




そう思ったら

私もあたたかいきもちで過ごせた。







やっぱり夜寝静まると寂しくなるから



みんな寝てる時

あちゃんにくっついて

あちゃんを独り占めしたけどね!







出発ギリギリ

棺に入った時はさすがに

人前でも耐えられず泣いてしまったけど


お花や大好きな食べ物や物、

メッセージにお手紙、みんなからの愛に、

大好きな人達に囲まれたあちゃんは


すごく美しかった。





火葬場でも

あちゃんの事を想って

さいごのさいごまで自分たちで出来る事を

するって思ったから

火葬へ送るボタンも自分たちで押した。


夫と2人なら中々押せなかっただろうボタンも

2歳児双子の好奇心から潔く押す形になった。

4人であちゃんを送り出した。



出てきた姿も一つ一つ大切にしまった。

双子はあちゃんまだ中にいると思って

出てきた方をみてあちゃーんって呼んでた

それがまた泣けたけど。

あちゃんここにいるよって。



あちゃんへの想いは

何ひとつ変わらないよ。







あちゃん

なによりも愛に満ち溢れていて


きっと寂しい思いはなく

あたたかい気持ちで旅立てたよね。






そう思っていいよね。









いつでもそばにいると想ってる。


でも

姿がみえないのはやっぱり寂しいな


そう思ってしまう度に

可愛い写真みたり

目を閉じて

あちゃんの姿を感じるね。