実は新年が始まってから非常にスローペース。
今年は大学受験組がみんなきっちりAO入試と推薦入試で合格した
(よくあれだけの人数いたのに、ほんとみんなの積み重ねが素晴らしかったからだね)
ということと、年末まで引き受けていた仕事の〆がイマイチ定まらなかったこともあり、
新年早々はスケジュールを入れていなかったこともあって。。。
こんなにゆったりペースの新年のスタートは初めてかも。
１月って、特に二十歳以降は１年で一番仕事していた月だったもんなぁ。
でもこんなゆったりスタートができるようになった自分に僕も随分変わった
もんだと思っている僕もいる。今までできなかったオンとオフ、それが自然
とできるようになってる自分に驚いてる。 笑
人間どんなに気力があっても走り続けることはできない訳で、どこかで
体も心も休める時間も必要。そもそもそれが出来なかったから３年周期で
体を大きく壊してしまったのが２０代。去年はそういう意味では人生で初めて
自分の体力とうまく相談しながら体調を大きく崩すこともなく過ごせた１年
だった気がする。
２０代は今思えばいつでもスパートする方法を模索していた気がする。
実際２０代前半に大きく体を壊した時の恐怖感というのがなかなか消えなかった。
体というのはこんなに簡単に『命』に関わる壊れ方をするんだ。そう思うと
人生の色々な場面を思い起こせば思い起こすほど『後悔』というものが
たくさん浮かび上がってきて・・・でも具体的にその後悔をどうしたら打ち消す
ことができるかは何も思い付かずとにかくガムシャラに。だから時間がない
と思う意識が心のどこかに『休んでいる場合か』という言葉を植えつけて
休まず働き続けていたんだろうなぁ。
そんな時間にとって『恋』というのは沢山のことを教えてくれた時間だった。
このブログにはそんな恋した日々に綴られた言葉が残っているんだけど、
恋した時間って、どの恋も片思いの恋だからどんなに頑張っても振り向いて
もらえなくて落ち込んで、でも後悔したくないって思いからまた頑張って
やっぱりいい人で終わっちゃって・・・というどちらかと言えば『涙』の時間が
多かったんだけれど、でも今思い返せば僕の心を未来に向けてくれる時間
だったんだと感じる。だから恋をしている時間は未来を模索する僕の心が
自然と言葉をあれだけ綴り出していたんだろう。
今思えば頑張って恋をした僕は、その恋にあまりにも重い未来への期待を
負わせすぎたのかもしれない。その気負いがどこか空回りをして歯車を
ずらしてしまったのかもしれない。実際もし恋人が出来たら、僕と一緒に
人生を歩いてくれる人がいたらきっと僕の未来は開ける、そういう思いが
いつもあったもんね。結局、いつの間にか恋が僕に与えてくれた『いい人』
という役割を受け入れて恋に未来を託す時間は終わりを告げた。
ここ数年、恋をしなかった訳じゃない。
ここ数年は２０代よりも遥かに色々な場所に飛び出していったわけで
また沢山の魅力ある人に出会った。そりゃ自然と惹かれて恋心を持って
しまう方もいたんだけれど、僕は『いい人』でいたいと願い、その心を
別の形で届けることにしていた。それが僕にとっての『恋』と妙に心も
納得していたし。
でも、それもやっぱり僕がどこか『僕の人生』というタイトルのキャンバスに
限界というものを描いて決め付けていたからかもしれない。『限界』を感じる
理由に気が付いて、そして僕が決め付けない限り『僕の人生』というキャンバス
は無限大、無限大ということは未来もまた無限大、何事も決め付けず可能性を
広げる生き方をしてみることでもっとワクワクする生き方をしてみたいと考える
ようになって。『恋』というものについても未来を託すものではなく、何だかいい
意味で自由な存在になってきた。人は１人じゃ生きられない、支え支えられ生きて
いる。１人で生きるより大切な人と同じ時間を楽しめるなら何倍も幸せは大きく
なるもの、何より自然と大切に感じる人に出会えるなんて素晴らしいことじゃ
ない、だったら恋だって決め付けないでもっと真っ直ぐ表現してみたらいい
じゃないって。
最近今恋をしたらきっと絶対昔の僕よりいい恋ができるんじゃないかなって
思うのは、恋に課していた重い期待が消えたせいなのかもしれないね。
もっとも、仕事についてはいつでもどこでもアドリブで対応できる自信はある
けれど、恋については全く自信はない(そういう魅力は残念ながら全く持ち
あわせておりません)し、最近は恋ってどうやってするんだっけ・・・そんな
感じになってしまってるのも事実なんですけどね 笑
でも、今年のこのスローペースのスタートといい、僕の中で自然と何かが
変わっているのは事実。未来こうなりたい、そういう具体的なものがある
わけじゃないけれど、せっかくのたった１度の人生、後悔しない人生にしたいし、
もっともっと楽しい人生にしたいから、自分で可能性を広げられるだけ広げて
ワクワクしてもっと自然と色々頑張っちゃう、そんな人生にしたいって思いが
強くなってるから、どんなことでも前向きに捉えられている。こんな変化が
きっとこれから僕の中にまだ残っている『後悔』をひとつひとつ『経験』という
財産に変えていってくれる、そう信じているし恋についてもまた出会えた時に
もっと真っ直ぐ表現できたらいいな、そんな風に思う。
昔恋をした時に聴いた曲を聴きながら綴ってみた。
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