おっさんはBARにいる。秋の夜長にひとり。今日も終電が走り去ったすすきのの、とあるビルの地下にあるBARで、ひとりバーボンとスコッチを飲む。あともう少しでまた走り出すエネルギーが産み出されると思う。そのエネルギーが心の風邪を吹き飛ばす時まで、あと少し。