20代までは、「明日死んでも後悔しない人生」を送ろうと思ってた。
30代に入って、「明日があるなら今日よりもっと楽しもう」って自然と思うようになっていた。
今日できることは今日のうちにやった方がいいかもしれない。でも、熟成させたらもっと
素晴らしいものになるものだってたくさんある。そもそも1日という時間は限りあるもの。
それでも1日という日に詰め込もうとしていた20代。こうしたいという願いやこう育てたい
という思いとは裏腹に、「限界」という言葉でどこか中途半端に終わってしまう部分を
打ち消そうとしていたんだな。今は限界なんて言葉は僕の辞書から消えちゃった。
可能性は無限大、明日がある限り、まだまだ磨けるじゃない、まだまだ深められるじゃない、
焦らず今日の僕にできることをコツコツ積み重ねて熟成させていこうよって心のどこかに
ゆとりを持ってる。人間人生そんなに甘くはない、思い通りにまっすぐな道を歩いてみたいと
心から願う景色に近づけることなんてなかなかない。曲がりくねった道を、この道を歩くことは
自分にプラスになるって、どれだけ前向きに考えて笑顔で歩いていけるか。僕は決して器用に
生きてる方じゃない。金を稼ぐのも下手だし、世渡りもうまくないし、人付き合いも実は結構苦手、
世間的には彼女もできない寂しいおっさん(笑)。でも、確実に僕がやりたいと思うことができる
チャンスは広がっている。努力した分、頑張った分、苦労した分、それは確実に僕にプラスになってる、
それだけは今も自信を持って言える。たった一度の人生、生きるってこんなに楽しいことだよ、
運命なんて定められたものはなくて、自分で創ることができるもんだよ、って僕自身の生きる道で
伝えられたらいいな。